レッドネームの死神
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1話
俺の名前は篠原リオ。ソードアート・オンライン(Sword Art Online)の世界に転成したんだ。貰ったチートは超ベジットの身体能力とサイヤ人の死にかけからの奴。容姿はブラックロックシューターで男。瞳点るのは紅い炎。技術、知能は総帥とステラ。選んだ対象に自信の身体能力を付与。いやはや、チートを選んでから世界ランダムだったので、困った。何が困ったって、この馬鹿みたいな身体能力で化け物扱いだ。知り合い一人除いて、親からも捨てられたから、ちょっとお金を拝借して、戦場に出向いて技術を自分の物にしてみた。つまり、剣や銃持って人を殺しまくった訳だ。知り合いに大鎌を作らせたりもした。総帥は大鎌だしな。そう、金銀財宝を奪い、女を犯したりと戦地ではやりたい放題した。気に入らない味方は殺したし、性格は総帥に近いと思う。最初はあれだったが、少し立つと多額の金で雇われるようになったので、嬉しい。だって、金はドルでの支払いで相手から奪った金塊や宝石は売り払えばかなりの金になるからだ。軍隊雇うより俺一人雇った方が安上がりなのだから。そんな俺もソードアート・オンライン(Sword Art Online)が始まりそうなので日本に帰国したんだ。後、たまに帰国してとある女の子とその家族を助けたりもした。代価はその女の子自身で。
「篠原リオ様ですね」
「誰だ?」
空港に降り立った瞬間に回りを黒服に囲まれた。武器は持って無いが、無手でも軽く虐殺できる。国際指名手配でもされてた?
「防衛省の者です。日本には何用でしょうか」
「何って、帰国だけど? 国籍は日本だしな。というか、テロとかする気無いぞ」
「では、何をしに?」
「ゲーム」
「は?」
「だから、ソードアート・オンライン(Sword Art Online)ってゲームのβテスト。始まるんだろ? あれに参加したいんだよ。とりあえず二億で買いに行く予定だ」
「…………つまり、本当にオンラインゲームする為だけに帰って来たと?」
「うん♪ 人間相手にすんのも飽きたし、モンスターとか面白そうじゃん」
「では、ソフトや機器はこちらで用意します。そのかわり、監視を付けさせていただきます。後、もしもの時は協力願えますか?」
「日本を潰そうとする奴は排除するよ」
「ありがとうございます。入手したら連絡しますので、こちらの携帯をお持ちください。住まいは決まってますか?」
「んにゃ、適当になんとかする。それじゃ、行くよ」
飛び上がって、黒服達を超えてそのまま着地と同時に走る。んでタクシーに乗って、知り合いの場所に行く。情報屋にお金は渡して調べてあるから問題無い。超高級マンションの部屋の前で待ってたら中学生ぽい可愛い女の子がやって来る。
「リオ?」
「ハロー、ただいま詩乃」
「…………おかえり、ご主人様…………」
嫌々そうにそう言う詩乃。俺は詩乃に抱き着く、詩乃は俺の物。そういう契約で助けた。詩乃が銀行強盗を撃つ事件の時に助ける変わりに俺の物になるという契約だ。
「ソードアート・オンライン(Sword Art Online)、手に入った?」
「入った」
「いくら使った?」
「…………28万くらい」
成長した詩乃の身体を揉みながら、聞くのでかなり嫌がっている。
「追加にお金はいる?」
「いらない」
詩乃の口座には毎月200万ずつ振り込んである。それでエステとか色々させている。国際電話はたまにしている。殺しに飽きたりしたら電話しながら戦ったり、話ながら悲鳴をあげさせたりしてたので、詩乃が逆らう事は無い。これもそうだが、動画で戦地の生中継とかいって、日本で上げたら大反響をよんだ。銃弾を避けたり弾いたりしながら敵を斬り殺すんだから、有り得る、有り得ないで面白かった。無修正だから直ぐに発禁くらったけど。
「それより、中に入ろ」
「了解」
詩乃の部屋はかなり広く、10人でも普通に暮らせる広さだ。
「コーヒーのブラックで良いよね?」
「うん。今日の晩御飯って、決めてた?」
「材料かっただけだから、大丈夫。何が食べたいの?」
「詩乃のお寿司!」
「にぎれと?」
「うん」
「無理。お寿司とか握れないし…………出前にしよ」
「なら、出前のご飯を詩乃が握り直せば良い」
「それって、意味あるの?」
「俺が気分的に嬉しい」
大事だよね。
「はぁ〜〜わかった。リオのお金だよね?」
「うん」
「なら、超高級店の奴にしてやる…………」
詩乃はクリアファイルから、メニューを取り出して、電話していく。
「何人前いる?」
「結構食べるよ」
「メニューを端から端まで全部を三人前ずつお願いします」
詩乃が注文している間に、部屋を探す。目的のナーヴギアが見付かったので、工具を取り出して内蔵バッテリーなどにリミッターをつけて行く。こちとら、もっと進んだ総帥様の技術が有るんだ、改造は楽勝。ナーヴギアの改造案は沢山有る。むしろ、サポートシステムを紛らわせる。死亡を無効化したら直ぐに接続して復活するようにだ
「はい、コーヒー」
「ありがと」
それから、しばらくナーヴギアを改造して時間を潰し、詩乃が作りなおしたお寿司を美味しくいただきました。もちろん、夜は詩乃自身も美味しく頂いた。そう、詩乃の身体をたっぷりと調教していった。
あの役人の人から届いたナーヴギアも改造して、ベータテストに参加する。詩乃もシノンという名前で参加させて一緒にプレイ。名前はBRS・RIO。一瞬。BRSってのも考えたけど、やっぱり名前も入れておいた。後はボスの行動パターンを調べてひたすら殺して突き進む。シノンは武器が制作できる鍛冶と体術、投擲、索敵などを取っている。何やってって?
俺の反射能力や視力のステータスを一部与えて、筋力で剣を投擲するという戦闘スタイルを取ってもらった。SAOじゃ、射撃攻撃ってこれしかないしな。俺は剣を持って無双し、スキル上げに効率の良いBOSSを探す。時は金なりという事で、睡眠時間30分でやり続けた。そして、βテストが終わると同時に睡眠をとってから情報を整理したり、ネットに上げられたデータを覚える。詩乃は現実で訓練させたり、学校行ったりしている。こっちは原作と違って、セキュリティのしっかりしたお嬢様学校だが。そして、ついに正式サービスが開始された。
「よ~し、殺しまくるよ!」
「はぁ…………付き合うけど、程々にしてね」
「断る! 取りあえず、正門で集合」
そして、俺はSAOの世界に降り立ち、問答無用で武器を購入して、詩乃と合流した。詩乃も投擲の装備を多数買っている。合流したら全力でダッシュして次の村へと行って、アニールブレードを手に入れるため、草刈を行う。もちろん、わざとリトルネペントの実付きを攻撃して大量に呼び出してからの乱獲だ。リトルネペントはマンドラゴラみたいな…………ポケモンでいうウツボットだ。
「反射と思考の融合だ! あははははははははっ!!!」
シノンは木に登って、実付きを攻撃したり花付きを攻撃している。全部投擲でだけど。俺? 俺は下に降りて無双状態。30匹に囲まれてもこっちは全然平気!
「どうした、その程度かっ!」
「いや、リオがおかしいだけだから」
赤い瞳が薄暗い中で次の獲物を狙う。休む事なく、敵を殺しまくって行く。
「シノン」
「ん~~?」
「武器が壊れた」
一時間もすれば、弱点ばかり斬り付けていた武器も耐久力が無くなって無残に壊れた。
「ドロップ渡すからアニールブレード貰って来て」
「その間、どうするの?」
「無手で狩る」
「わかった」
木の上へと飛び上がって、シノンへと大量のドロップアイテムを渡す。
「防具とか買ってくる?」
「いらにゃい」
スキル画面を呼び出して体術を選択する。既にレベルは12だ。
「ん、わかった」
シノンが木から木へと飛んで行くのを確認して下に飛び降りて、飛び蹴りを食らわす。
「いやっほっ!!」
蔦を掴んで、振り回して武器にし、高速で乱打を叩き込んで殺して行く。現在、ステータスは筋力に全振りだ。このゲーム、敏捷が設定されているが、本人が持っている反射神経も速度として如実に現れる。つまり、俺は筋力だけで敏捷はあんまりいらない。でも、上げるけどね。取りあえずは火力が欲しいのだ。無手で3発決めたら落ちる程度は欲しい。
「いや~なかなか楽しいねっ!! 逃げないって素晴らしいっ!!」
深い森の中、フィールドから大量に集まってくるリトルネペントをただひたすら虐殺する。シノンと経験値が半分だが、充分美味い。
「ただいま。剣、いる?」
「頂戴」
「はい」
シノンの投擲スキルが発動して、俺の横スレスレを飛んでリトルネペントの実を貫く。臭い匂いがまた充満する。スキル欄を見ると二刀流って出ていた。確かにキリト君どころか、全人類探しても身体能力のスペックは一番だと思う。
「二刀流だ? わざわざスキルなんかに頼らないよ!! シノン、もう一本くれ」
即座にスキル欄からデリートして、シノンにもう一本要求する。
「はい」
このクエスト、胚珠さえ渡せば何本でも貰えるのだ。ゲームなだけあって。
「ただ、左右の剣を振るだけにスキルなんていらない。我が剣は既に戦場にて精錬されておるわっ!!」
振り回す度に敵を両断して殺して行く。さらに一時間。689匹も殺したので取りあえず帰ってひたすらクエスト報酬を貰う作業を二人で行って、迷宮に入る。そろそろ時間がやばい。あと一時間で強制徴収を受ける。それまでにボスを攻略したい。
「俺は右側」
「私は左ね」
左右に別れて入口を探す。出て来るモンスターなんて、はっきり言って雑魚だ。シノンにとってもそうだ。アニールブレードを投擲すれば終わるのだから。レベル差も結構ある。連中は集まってくるという性質上、乱獲できればかなり効率が良い獲物なのだ。
『左側無し』
「右側も無い。真ん中だな、急ぐぞ」
『了解』
残り9分でボス部屋を見つけた。なので、特攻する。シノンも近くにいるし問題無い。まだここは閉まらないのだから。
「雑魚が鬱陶しい!!」
出て来るモンスターはルインコボルトセンチネルとボスのギルファンザコボルトロード。
「イヤっホー」
迫ってくるルインコボルトセンチネルを一刀のもとに斬り伏せて、ボスへと接近し、巨大な剣を振り下ろして来るので、紙ひとりで避けて、奴の剣の上に乗って接近し、首を十字に切り裂き、背後へと落ちながら背中を何度も切り裂く。反射速度に物を言わして、数十回斬りつける。
「こっちも行く」
そして、正面に回るとシノンから放たれたアニールブレードが両目を貫いて、持続ダメージを与えていた。というか、これ幸いと無茶苦茶な数のアニールブレードを投擲してきやがる。こちらを一切無視して。なので、仕方なく背後から斬り裂いて行くと、スキルを使って、飛び上がって支柱をけって上へと逃げていくが、それすら予想してアニールブレードが投擲されて突き刺さり、同じく飛び上がった俺に上から両断されて床に落ちる。
「27分割」
そして、27連撃を決めたら瀕死になった。
「転送まで後ちょっとか…………」
その瞬間、身体が青い光に包まれて行く。
「シノン!!」
「ええ!!」
二人で最後の一撃を与えて転送と同時に滅ぼした。
そして、始まりの街でゲームマスターの話を聞きながしながら、ドロップを確認する俺とシノン。
「どうだった?」
「コートゲットしたよ」
「おめでと」
どうやらラストアタックはシノンだったようだ。
「これで防具買う必要が無くなったね。でも、デスゲームって大丈夫かな?」
「ああ、大丈夫。シノンのと俺のは対策ずみ」
「あのガチャガチャやってたのってそれなんだ…………わかった。って事は本当なんだね」
「ああ。実際死ぬよ。でも、それがどうしたって俺は言うけどね」
「それは戦場を経験したらそうかも」
「まあ、俺の邪魔する奴は殺すし、シノンを傷つける奴も殺す。レットネーム? 大いに結構」
「私はそんなリオに装備やアイテムを供給すればいいのね」
「よろしく。でも、取りあえずは…………ご飯食べよっか」
「不味いから、料理スキルとる」
クソまずいからな、この街の料理。
「じゃあ、ちょっとクリーム取りに行って来るから、そっちよろしく」
「うん。ついでに研いでおくわ」
「さんきゅ」
一旦シノンと別かれて、俺はクリームを取りに行く。低スキルのシノンが作るパンもまた不味いからだ。だから、クリームを付けてクリームパンへと変えてしまう。
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