神様が親切すぎて夜に眠れない
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★一話『拙者、別名鬼畜外道丸と申す』
前書き
書き足します(ガチ)年始は寝込んでいたので、とりあえず書けるだけ書きましたm(_ _)m
薄布1枚を引いた、薄暗い洞窟の中、男と女が一組、ロウソクの仄かな明かりの元で、交わっていた。
男は、東洋人だろうか。
一糸纏わぬ姿をロウソクの炎がうっすらと映している。
通常であれば、衣服も纏わぬその姿は、ひどく無防備である筈だが、彼に限っては、その心配は必要なかった。
鍛えられた筋肉を束ねた両手足は猛禽を思わせ。
まるで筋肉による溝が走る胴体は獅子のような威圧感を周囲に放っていた。
たとえ肉食獣が見ても、こう思うだろう。
あれは『無理』だと。
そして、その上に乗る顔もまた、見事だった。
『精悍な若武者』という言葉が似合う、整った顔に、短くざんばらに切り揃えられた黒髪。
町を歩けば、十人が十人振り替える美貌と言っても過言では無かった。
ただ、あえて欠点を述べるなら…………
その顔ににじむ、あからさまな困惑した表情だろうか。
だが、相手の女性にとっては、『それもまた』そそるらしい。
まったく意にかえさず、喜悦の表情を浮かべながら彼の腰に股がり、その肉棒を自身の膣でしごいていた。
彼女もまた、美しかった。
猫を思わせるつり目の美人顔に、短くも綺麗に切り揃えられた茶金の髪。
その股体も、当然の如く美しい。
適度に膨らんだ乳房は、美乳という表現に相応しく、鍛えられた体の影響か、張りがある乳房は、薄桃色の乳首と共にツンと、その存在を主張していた。
また、染み一つない体は鍛え上げた女性特有の…………言うなれば『各所がきゅっと締まった』体を形作り、言うなれば健康的な美を演出していた。
ただ、『健康的』と言うには、その目に宿る情欲の光は、少々澱みすぎていたが。
(ああ…………神様…………)
一週間前に過労で倒れた俺、愛川玄人(アイカワクロウト)に2度目の人生をくれた神(名称不明)に対し、届くか分からない嘆きを投げる。
(好きだったゲーム、ユグドラシルに転生させてくれたのは感謝してるんですが、俺がエロゲメーカーのプロデューサーだからって、特典を問答無用でそっち系の能力にすんの止めてぇ!?)
そもそも俺は、彼女…………クレマンティーヌと会ったのは二、三日前のはず。
なのに、何故こんなに(異常な)速さで仲が進展(?)しているのか…………
間違いなく、神様が言っていた特典だよ…………
自分達が開発した最新の乙女ゲームの攻略相手の一人(高校生なのに剣道七段というファンタジーの産物)の体で転生させられた、玄人は泣いた(心の中で)
後書き
神様→せやっ!あんまり本人に適正ない能力やと、本人が苦しむから、現世の仕事に関する能力にしたろ!
主人公→『声に出せない悲鳴』
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