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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》

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【第160話(別視点バージョン)】

 
前書き
159話と160話の複合型かも

多分期待には応えられない内容かもですが駄文どうぞ 

 
――IS試験用ビーチ――


 空中投影ディスプレイに映し出される村雲と紅椿の模擬戦。

 あらゆる角度から映し出されるそれを、一年生全員が見ていた。


「……お兄ちゃん、昨日の模擬戦より操縦技術が上がってる……。それに、また【新しいISの技が出来てる】」

「……ですわね。わたくしが見た限りだと【具現化限界】の応用技と見ますが……皆様はどう思いまして?」


 セシリアが周りに居た代表候補生達に訊いた。

 それに応えるようにまずはシャルロットが答える。


「僕もセシリアと同意見かな?……でも、あの技は相当厄介だよ。……ヒルトのデータ何だけどね、これまでの大会や模擬戦等で出た統計を見る限りだと、ヒルトは近接戦闘を好む傾向なんだよね」


 言って、小型端末にヒルトのデータが映し出される。

 そこには模擬戦での勝率等の様々なデータが映し出されていた。


「そうね。最近また弓の疾風を使いだした様だけど……明らかに遠距離用って感じに使ってるからね、あいつ。――たまに疾風を分解して二刀流してる時もあるけどさ」


 そう言ったのは鈴音。

 自身との模擬戦結果を照らし合わせながらヒルトのデータを見ていた。


「……今回の模擬戦を見る限りだと、あの技は確かに厄介だな。……私も一度、嫁のあの技を私と行った模擬戦で見たが、実質ヒルトには武器弾きが効かないと思った方が良いだろう」



 そう冷静に語るのはラウラだった。

 一度その技を見ていた為か、皆程驚きはなかったように見える。


「……やっぱり、お兄ちゃんって何だかんだで発想とか凄いよね?……うん、凄いよ」


 感心したように呟くのはヒルトの妹の美冬だ。

 小さい頃から兄を見てきた妹も、今回の技の発想には感心していた。

 否、もしかしたら何処かで兄なら出来ると思っていたのかもしれない。


「投剣術もそんなに変って訳じゃないし。もしかしたら相当特訓してたんじゃないかな?……ふふっ、小さい頃から変わらないなぁ……ヒルト」



 懐かしむ様に呟く未来。

 それに皆が反応し――。


「未来さん。……その、ヒルトさんの幼少時代はどんな感じだったのですか?」

「あ。それあたしも訊きたい。あいつの小さい頃って想像出来ないしさ」

「僕も訊きたいな。……ふふっ、小さい頃のヒルトかぁ……可愛いんだろうなぁ」

「う、うむ。……夫として嫁の小さい頃を知る義務はあるからな……」


 等と各々がそう言い、幼少期のヒルトを想像しながら言った。


「……お兄ちゃんの小さい頃か。……多分、皆が期待するほど可愛くないかも」


 そんな事をぽそりと呟く美冬。

 ……と、突如。


「アイツ……箒をあんな表情にさせやがって……!」

「……? 織斑君、どうかしたの? 怖い声出してるけど?」


 近くに居た未来が、一夏の声の異変に気づいて振り向くと、今にも模擬戦に乱入しようかという勢いだった。


「……織斑君。これは模擬戦だからね? ヒルトが模擬戦の域を越えて篠ノ之さんを痛めつけてるなら別だけど……。――少なくとも、模擬戦の範囲内での攻撃だよ? それとも織斑君はヒルトは篠ノ之さんを攻撃しちゃダメって言いたいの?」

「……そうじゃねぇけど。 ……でもよっ!」

「そうじゃないなら黙って見ないとね? 仮に篠ノ之さんの仇討ちしたいのならこの模擬戦が終わってから改めて織斑先生に提案する事だよ? いい?」

「…………ッ!」



 静かにたしなめる様に未来は一夏に告げると、そのまま空中投影ディスプレイの方へと視線を移した。

 そこに映し出されていた映像には、ヒルトの投剣術によって窮地に立たされていた篠ノ之箒の姿があった。

 だがこの窮地も、彼女自身が招いた力への慢心の結果だろう。

 何度も繰り返し、投剣術によって放たれる天狼の刃に、大きくダメージを負い、接近戦による格闘術による攻撃を受け、最後はヒルトに脚部を押し出される様に軽く蹴られると吸い込まれるように海面へと墜ちていった――。

 刹那、眩い閃光と共に甲高い音がビーチ一帯を包んだ。


「な、何!?」

「いきなり何が起こったの!?」

「目が!目があぁぁぁっ!! ……なんちゃって♪」


 一様に驚きの声をあげる女子一同、中には悪ふざけをする子も居たが誰も咎める事は無かった。

 そして、閃光の発生源から誰かが飛翔し、その時に生じた突風に対する防御体勢を取った。


「あの馬鹿が……。 織斑、直ぐにビーチに戻れ! まだ有坂と篠ノ之の模擬戦は終わってない。 聞こえるなら応答しろ!」


 インカムで怒鳴る織斑先生。

 そして、やっと事態が解り始めた女子一同が――。


「今のは織斑君がやったの? 何で?」

「模擬戦への乱入って、余程の事がない限りは駄目だった筈だけど……」

「少なくとも、有坂君は篠ノ之さんに対して過剰な攻撃は行ってない筈なんだけど……」


 流石に突然の一夏の行動に、一同は混乱していた。


「……織斑さん、一体何を考えているのかがわたくしにはわかりませんわ。 少なくとも、この身勝手な乱入で迷惑をかけるのは織斑先生という事がわからないのかしら……?」

「……そうだね。 流石にこれは織斑先生の責任問題になっちゃうのに……」


 セシリアは険しい表情で乱入した一夏が映し出されてたディスプレイを見、言葉を口にする。

 それに未来も肯定するように頷き、静かに呟く。

 ディスプレイには既に二人の戦いが映し出されていて、一夏の攻撃を避けるヒルトの姿が――。



「今回のは流石にあたしも一夏を擁護出来ないわ。 なに考えてんだか……」

「うん。 お兄ちゃんに非は無いからね……。 お兄ちゃんが悪いなら解るけど、ちゃんと模擬戦の規定範囲内だし」


 同じようにディスプレイを眺めながら告げる鈴と美冬。

 二人が飛び出さないのも、もう二人が戦いを始めているからだ。


「……でも、こうやって二連戦続けてヒルトは戦ってるけど、何だか昨日より操縦技術が上がってる様な気がするよ、僕」

「うむ。 だが今の織斑相手なら誰が相手でも勝てるだろうがな。 勿論、先程の篠ノ之もだが二世代機が相手でも完封出来るかもしれない」


 シャル、ラウラ二人はその戦いを見ながら再度考察を行っていた――と。


「まあお兄ちゃんにとっては激情型の子を相手にするのは得意だからね。 頭に血がのぼっちゃう子って基本、単調になりやすいってお兄ちゃんが言ってた。 たまにそんな子いない時もあるけど」


 そう言って美冬が二人に告げる。

 その間に、ヒルトの疾風による攻撃が一夏に対して決まり、ダメージを負わせていた。


「……織斑君、あんなに単一仕様使ってたら絶対お兄ちゃんに勝てないよ。 誰がどう見ても何も考えずに特殊能力を発動してのごり押しってわかるし」

「……ですわね。 わたくしにとっては織斑さんのエネルギーシールドは天敵ですが……」


 そう告げるセシリアの機体には、基本的に粒子系統の兵器がメインに積まれている。

 実弾がミサイル型ビットと.ショートブレードのみだからか模擬戦を行えば圧倒的不利になるのはセシリア自身も明白だった。


「……まあ、どちらにせよ織斑君自身が燃費を考えずに戦う以上はヒルトに勝つのは無理かな? ……まあ、燃費を考えても無理と思うけどね? セシリアも戦う時はこの辺りを留意して模擬戦を行えば大丈夫。 逃げ一辺倒の戦いになるけどね」

「……流石に代表候補生のわたくしが、そんな戦い方を行う訳には――」

「うん、わかってるけどそういう戦い方もあるって事。 何だかんだ言っても、負けちゃうとそれは記録にも残っちゃうからね。 ……セシリアが言うことも勿論私はわかるよ? でも、政府の人達や関係者は書類の数字を重要視しちゃうから……」

「……えぇ、そうですわね」


 そう呟く様に返事をしたセシリア。

 未来自身もそんな戦い方は好きではないが、甘いことを言ってると結果を残せないということも知っているためにセシリアにそう告げた。

 セシリアが【偏向射撃(フレキシブル)】を行えるならまだわからないのだが……そんな考えが頭の中を過った次の瞬間、ディスプレイに映し出されてた映像には海面に叩き付けられた一夏の姿が映し出されてたと同時に模擬戦終了のブザーが辺りに鳴り響いた。

 長かった二連戦が終わった瞬間だった……。 
 

 
後書き
駄文でした

一週遅れの三話視聴

Aパートのチャイナ鈴が可愛かった

まあオープニングでわかってたけど

てか胸盛りすぎに見える

Bパートは原作知ってるが、映像にするとイヤな暴力描写だ

全員殺しにかかってる
セシリアとか外しすぎだろ

てかヘッドショットになるぞ

仮にゴム弾でもクリティカルヒットすれば死ぬ

色々かっこよく見せようとアクション増やしてるけど……少し前まで中学生だったのにワイヤーアクションとか無理でしょ

フィクションだから突っ込むな(゚o゜)\(-_-)

かもだが、生身を鍛える描写も見ないし、あのワイヤーアクションってかなり危ないんだよな。

何気にセシリアのスナイプで狙われないのも何だか……

突っ込むときりがない

そして、何だかIS2のスタッフが愚痴を溢してると噂が
 
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