つぶやき

さき姫
 
君の笑顔が好きだから(ツバサ-RESERVoir_CHRoNiCLE-より小狼×サクラ)
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。




夜、眠れないサクラは小狼の部屋をノックした。

「はい」

小狼が返事をしてサクラがドアを開ける。小狼はサクラに問う。

「姫、どうかしたんですか?」

「な……、なんだか寂しくなって眠れなかったから……」

サクラは小狼を見つめて言う。そして更に続ける。

「一緒に……、寝てもいいかな……?」

「姫……」

一緒に寝てもいいかなと言うサクラに小狼は少し黙ってしまったがすぐにサクラに微笑みこう言った。

「姫がそれを望むなら喜んで」

「ありがとう、小狼君……」

サクラは小狼の言葉に嬉しくなり笑顔になった。そして小狼のいるベッドへと向かいベッドに入る。

「小狼君あったかい……。私ね、なんだか小狼君が隣にいると安心できるの……」

サクラは笑顔で小狼を見つめて言う。小狼はそんなサクラを見てサクラを守りたい気持ちがさらに強くなっていく。

「俺も姫が隣にいると安心できるんです……」

小狼はそう言ってサクラを抱きしめた。サクラは小狼の暖かいぬくもりを感じながら眠りにつく。そんなサクラを見て小狼はこう思う。

(サクラにもう俺との思い出は戻らないけど記憶の羽根を取り戻す事でサクラの笑顔が戻るなら、必ずサクラの笑顔を取り戻す。俺は何よりもサクラの笑顔が好きだから……)



END