つぶやき

さき姫
 
他ならぬ貴方のだから(大乱闘スマッシュブラザーズよりリンク×ネス)
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。




今日はホームランコンテストで大賑わいの戦士達、今からネスの出番のようだ。野球が得意なネスにとってホームランコンテストは正に十八番だ。

「よーし、いっくぞー!」

ネスはカキーン!とサンドバッグくんをふっ飛ばした。記録はなんと530m。この記録に他の戦士達や観客の物凄い歓声が聞こえてくる。

「皆、ありがとーっ!」

そう言ってネスは戦士達と観客に手をふった。そんな中リンクがネスに駆け寄ってくる。

「ネス、凄いじゃないか530mなんて!」

「わぁ、リンクさん!」

ネスの頭をわしわしと撫でるリンク。ネスはリンクに頭をわしわしされて照れてしまう。

「さすがは俺が見込んだ奴なだけあるな!」

「別にリンクさんに見込まれた覚えなんかないよ……」

ニカッと笑うリンクを見てますます照れてしまうネス。

「よーし、じゃあ応援するか!ネス、これ着ろっ」

「え!?あ……はい!」

リンクがネスに渡した物は学ランだ。これを着て戦士達を応援しようというのだ。

「リンクさ~ん……」

ネスはぶかぶかの学ランを着て恥ずかしそうにリンクの名を呼ぶ。

「おっ、ネス!やっぱりその学ランでかかったな。ネスがちゃんと成長しないからだぞ~」

リンクはそう言って笑いながらネスの頭を撫でる。

「リンクさんのなんてサイズが合うわけないじゃないですかっ……!でも……」

「でも?」

「リンクさんとお揃いの学ランを着れて嬉しいし、それに……」

「それに?」

「他ならぬリンクさんの学ランだから着たかったんです……!」

ネスは顔を真っ赤にしながらそう言った。そんなネスにリンクは満面の笑みを浮かべてネスにこう言う。

「ネスがそんな事言ってくれるなんて嬉しいぜ!」

「リンクさん~!!」

また頭をわしわし撫でるリンクにネスはまた顔が真っ赤になる。

「ははっ、じゃあしっかり応援するか!」

「はい!」

こうしてリンクとネスの気合いの入った元気な応援がホームランコンテストの競技場に広がった───



END