つぶやき

さき姫
 
大好き(ぷよぷよフィーバーよりラフィーナ×アミティ)
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。




下校の時間になり生徒達が次々と帰っていく中校門でラフィーナが誰かを待っている。

「アミティさん遅いですわねー」

ラフィーナが待っているのは赤ぷよぼうが特徴的な女の子、アミティのようだ。

「くしゅんっ!」

外は寒く雪も降っている。このままでいたら風邪をひくかもしれない。ラフィーナがそう思っていた時、ラフィーナが待っていた少女、アミティが来た。

「あれ?ラフィーナ何してるの?」

「ア、アミティさん!べ、別にアミティさんを待っていたわけではありませんのよ!」

さっきからずっとアミティを待っていたはずなのにこんな回答になってしまうラフィーナ。けれどアミティはラフィーナの手を握ってにっこり笑ってこう言った。

「ラフィーナ、手冷たくなってるよ?それに頭に雪も積もってる」

「え……、あ……、そ……それは……!」

ラフィーナの慌てている顔を見てアミティはそのにっこり笑った表情のままこう言う。

「ラフィーナやっぱりあたしを待っててくれたんだ!えへへ、凄く嬉しい!」

アミティのその素直な言葉を聞いてラフィーナも素直な気持ちになった。素直な気持ちになったラフィーナは自分の気持ちをアミティに伝える。

「そ……、そうですわ。アミティさんを待っていたんですの」

それを聞きアミティはラフィーナと手を繋ぐ。

「一緒に帰ろ!ラフィーナ!」

「アミティさん……」

アミティの手は凄くあたたかい。そのあたたかさが繋がれたラフィーナの手に伝わってくる。

「本当にラフィーナの手冷たくなってるー、長い時間あたしを待っててくれたんだね。ラフィーナ、大好きだよ!」

「わ……、私もアミティさんの事好きですわよ。好きでなかったらこんなに待ったりしませんもの」

手を繋いで二人で帰るアミティとラフィーナはとても幸せそうに微笑んでいる。微笑んでアミティはラフィーナへの、ラフィーナはアミティへの一番の気持ちを伝える。

「ラフィーナ、大好きだよ!」

「アミティさん、大好きですわ!」



END