つぶやき

さき姫
 
一生という名の永遠(ぷよぷよ、魔導物語よりシェゾ×アルル)
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。




「う……、うう……ん」

「アルル?」

「う……、ううううん……シェゾ……!」

「おい!アルル……どうした!?」

「うわああああ!!……なんだ夢か……」

「かなりうなされてたぞ……、どんな夢だったんだ?……と聞く前に服汗で濡れてるな。このままじゃ風邪引くぞ。着替えろよ、向こうむいてっから」

「うん……」

そう答えてアルルは新しい服に着替えた。アルルはさっき見た夢の内容が現実になってしまうのではないかと体全体が震えている。そしてアルルの着替えが終わった。

「もういいよこっち向いても」

「ん……、ああ」

アルルはシェゾにさっきの夢の内容を話す。

「あの……ね、シェゾ、さっきの夢……シェゾが魔物に食い殺されて死んじゃう夢で……ボク……シェゾがボクをおいて先に死んじゃったら……って思ったら怖くなって……」

アルルはシェゾの胸の中で震えながら泣いている。

「おいおい……、アルル……俺がお前をおいて死ぬわけないだろ?」

「分かってる……分かってるけど怖くなって……ひくっ」

シェゾは震えて泣くアルを抱きしめ、こう言う。

「俺はお前をおいて死んだりしない。ずっとお前の側でお前を守るから……、だから……一生という名の永遠を一緒に過ごそう……」

「……?それってどういう事?」

「これだけ言って分からないのかお前は……、結婚しようって事だ!」

「……!シェゾ……」

アルルは嬉しさで胸がいっぱいになった。もの凄く嬉しくて不安はどこかへ吹き飛んでいった。シェゾはそんなアルルの頭を優しく撫でる。

そしてアルルはシェゾにこう言った。

「シェゾ……、ボクの事絶対離さないでね。ボクの事おいて死んだりしないでね……!一生という名の永遠をボクと一緒に歩いていこう……!」



END