つぶやき

さき姫
 
お互いの夢に向かって(ポケットモンスターダイヤモンド&パールよりサトシ×ヒカリ)
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。



「はぁ……、何だか自信持てなくなってきたわ……」

ヒカリはヨスガ大会もズイ大会も一次審査落ちして最近元気がない。

「こんな事で一流のトップコーディネーターになれるのかなぁ……」

普段は元気いっぱいでポジティブなヒカリからは考えられないくらいのネガティブ発言の連発。サトシはそんなヒカリを見て心が痛くなってくる。サトシはヒカリを元気づけようとヒカリに声をかけた。

「ヒカリ!こういう時こそ言わなきゃ。「大丈夫」って」

「サトシ……」

サトシの言葉にヒカリは反応するがしょんぼりした表情は変わらない。サトシは言葉を続ける。

「俺、ヒカリの「大丈夫」を聞くとどんな夢でも叶えられるような気がするんだ。だからこういう時こそヒカリに「大丈夫」って言ってほしいんだ」

サトシはヒカリの「大丈夫」を聞くとどんな夢でも叶えられる気がするとヒカリを励ましヒカリの手を握った。

「サトシ……」

ヒカリはサトシの優しさに心から嬉しくなった。ヒカリの表情はしょんぼりした顔ではなくなっていた。

「サトシ、励ましてくれてありがとう!大丈夫、大丈夫!」

ヒカリの口からやっとヒカリの決め台詞の「大丈夫、大丈夫!」が聞けた。サトシはその事にとても嬉しくなって笑顔でヒカリに言う。

「よかった、ヒカリがいつものヒカリに戻って。これからもいろいろ挫折する事もあるだろうけどヒカリは一流のトップコーディネーター、俺は世界一のポケモンマスター、お互いの夢に向かって頑張っていこうぜ!」

「……うん!」

ヒカリは最高の笑顔で答えた。ヒカリは一流のトップコーディネーター、サトシは世界一のポケモンマスター、これからもたくさん挫折するだろうけどお互いの夢に向かって一緒に一歩ずつ歩いていこうと誓った二人だった───



END