第189話 敵からライバルに
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か分かりませんが・・・」
アンナが掻き毟るようにベレー帽を脱ぎながら言う。
キ「とにかく、俺達が言いたいのは「妖精の尻尾を潰そうとは一切思ってもいない」って事だけです。今更ですが、本当に申し訳ございませんでしたっ!!」
キースの声と共に、5人は再び謝罪の言葉を述べ、さっきよりも深く頭を下げた。
そんな5人にマヤはゆっくりと歩み寄ると、
マ「何でキース達が謝るの?」
銀全「へっ?」
顔を上げると、キースの目の前でキョトンとした顔でこてっと首を傾げるマヤがいた。
キ「な・・何で、って・・・」
カ「私達が・・酷い事をしたから、謝るのは当然じゃ・・・」
キースとカオリが顔を見合わせながら困ったように言うと、
ト「酷いのはキースさん達ではなく、ジョニー・メカさんですよ。」
トーヤが穏やかな口調で言う。トーヤの顔には苛立ちというものが一切浮かんでいなかった。
レ「で・・でも・・・」
リョ「あのなァ、ギルドを潰そうとした人間と、人間を改造して機械にして、それを利用して人を殺そうとする人間、どっちの方が許されねェと思う?」
ルチ「そ、それ、は・・・」
目を泳がるレヴルとルチーアは、リョウの言葉にそれ以上反論する事が出来なくなった。いや、そもそも反論する要素が彼等には全く無いのだが・・・
グ「お前等が気にする必要なんか、これっぽっちもねェよ。」
ウェ「キースさん達は、何も悪くないんですから。ね、シャルル?」
シャ「えぇ。ついでに言えば、コグレとナナヨもね。」
グレイ、ウェンディ、シャルルの順にキース達に励ましの言葉を掛ける。
ア「し・・信じて、くれるの・・・?」
おどおどとした表情を浮かべながら言うアンナを見て、フレイが不思議そうな顔をすると、
フ「嘘なのか?全部?」
銀全「違うっ!!」
フレイの言葉に5人一斉に身を乗り出して否定する。思わずフレイは後ずさりをする。
ハ「それにナツとリョウは、KOGUREとNANAYOが爆発しちゃうの見たんでしょ?」
ナ「いーや、見たのは俺だけだ。」
ル「え?じゃあリョウは?」
リョ「あーたぶん、気を失ってたんじゃねェか?」
ユ「ほら、ここに証言者がいるから、疑う要素なんか一切無いよ。」
ナツ、ハッピー、ルーシィ、リョウの会話を聞いたユモが笑顔で言う。
エ「だが、ジョニー・メカが銀河の旋律を口封じとして潰しに来る可能性があるな。」
ショ「まぁ気をつけるのは、妖精も銀河もお互い様だけど。」
腕組をしながらエルザが言い、その隣で
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