第189話 敵からライバルに
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、誰一人としていなかった。
再び酒場に妙な空気が流れる。
グ「・・で、その“究極の魔道士アンドロイド”の・・・KOGUREとNANAYOだったか?そいつ等はどうしたんだよ?」
しばらく間を空けてからグレイが問い掛けた。が、それに答えたのは銀河の旋律の魔道士ではなく―――――、
ナ「死んだ―――いや、爆発しちまったよ。俺とリョウとのバトルが終わった後、すぐにな。」
ナツだった。
エ「なるほど。ジョニー・メカは私達に復讐しようと試み、“究極の魔道士アンドロイド”のKOGUREとNANAYOを造り上げた、という訳か。」
フ「それなら、あの銅線やカラーケーブルの事と辻褄が合うな。」
エルザとフレイが納得したように言う。
カ「・・あ、あの・・・ここだけの話なんですけど・・・・」
カオリがゆっくりと顔を上げて口を開く。カオリに続くように他の4人もゆっくりと顔を上げたがすぐに顔を伏せてしまった。
カ「KOGUREとNANAYOは・・・元々、人間だったんです・・・・」
カオリの言葉に空気が凍りつき、その場にいた全員が息を呑み言葉を失った。
ル「そ・・それって、どういう・・・」
目を見開き、青い顔をしたルーシィが恐る恐る問う。
レ「もっと詳しく言うと、ジョニー・メカは人間だったコグレとナナヨの体に、機械を埋め込んだんだ。」
問い掛けたルーシィの顔が更に青くなった。ウェンディは口元を手で覆い、ナツやグレイ、リョウやショールの頬を冷や汗が伝い、ユモとトーヤは開いた口が塞がらなくなっており、エルザとフレイは歯をガチガチ鳴らし、マヤは目を見開いて小刻みに震えていた。
ショ「で、でも!ただ機械を埋め込んだだけじゃ」
ルチ「存じているかどうか分かりませんが、ジョニー・メカは天才的な頭脳を誇る発明家です。人間をアンドロイドに変える事くらい、朝飯前なんですよ。実際体に機械を埋め込まれ“究極の魔道士アンドロイド”にされたKOGUREとNANAYOも、99.9%が機械化してましたから・・・」
ショールの言葉を遮るように、目を伏せたルチーアが呟いた。
ア「昨日、ナツさんとリョウさんに勝つ事が出来なかったKOGUREとNANAYOはジョニー・メカさんの手で爆破されました。ジョニー・メカも、銀河の旋律から姿を消し、今どこにいる
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