第189話 敵からライバルに
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くちゃ怒られたけどな。あーでも、見かけほど大した怪我じゃねェから心配すんな。」
マ「ふ〜ん。それじゃあ何で左手でお腹押さえてるのさ?」
フ「それに、包帯に少し血が滲んでるけど?」
リョ「・・・・・」
ショ「言ってる事とやってる事が真逆だな。」
マヤとフレイに問われて思わず何も言えなくなったリョウを見てショールはため息と共に言う。
ル「ていうかリョウ、その着物と袴・・・」
リョ「あぁ、これか?死んだ父さんが着てたんだ。俺が着てた着物と袴、血塗れでボロボロだったからさ。3〜4年前までデカすぎて着れなかったのにな。」
リョウは青い着物の袖を掴んで腕を上下に振る。
ナ「ん〜・・・俺的には、お前緑の方が似合ってると思うぞ。」
ハ「おいらも同感だな。何かリョウにしっくりこないよ、青って。」
リョ「そうか?」
ナツの言葉にハッピーは頷くが、当の本人であるリョウは不思議そうな顔をして首を傾げた。
リョ「まぁしばらくはこっちの着物と袴で過ごす事になると思うから、俺が緑の着物を着てねェからって他人と見間違えんじゃねェぞ。」
グ「それは恐らくないと思うぜ。着物と袴で腰に6本も剣を差している人間・・・リョウしかいねェと思うからな。」
ウェ「確かにそうですね。」
リョ「そうか?」
グレイの言葉にウェンディは頷くが、当の本人であるリョウはまた不思議そうな顔をして首を傾げた。
ユ「とにかく、リョウも来た事だし。」
ナ「暴れまくるぞーーーーーっ!」
ハ「あいさーーーっ!」
ナツが腕を突き上げて叫び、同情するようにハッピーが飛び跳ねた、と同時に、ギギィと軋んだ音を立てて酒場の扉がゆっくりと開いた。扉の近くにいたナツ達最強チームはもちろん、酒を飲んでいたマカオやワカバ達も、楽しく会話をしていたエルフマンやリサーナ達も、バーカウンターにいたマスターやメイビス、マコトも視線を扉に向けた。
扉が全開になると、見覚えのある男女5人の顔が並んでいた。
1人は男にしては少し長い金髪に緑色の瞳、腰に5本の銀色の鍵を着けている青年。
1人はローズピンクの髪をサイドアップに束ね青い瞳。肩に大きなリボンが付いたキャラメル色のショルダーバックを提げている少女。
1人は銀髪に黄色い瞳、裾がボロボロの紺色のローブを羽織っている少年。
1人は黒髪に黒い瞳、首から数本の管を提げている青年。
1人は茶髪のセミロングに黒い瞳、赤いベレー帽を被っている童顔の少女。
ナ「お前等は・・・」
マ「銀河の旋律の・・・」
ナツとマヤが呟いた後、酒場に妙な空気が流れた。
扉の前にいたのは、銀河の旋律の魔道士、キース
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