暁 〜小説投稿サイト〜
魔法薬を好きなように
第5話 サイトの実力拝見してみましょうか
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心人物になりえるのか?
ここのところで、少しずつ教室の中でも話せる相手が増えてきて、各人の特徴なんかもつかんできているが、トライアングルからスクウェアの土メイジといわれていたフーケに対抗するには、キュルケとタバサが火や風のトライアングルだといっても、再生力がすぐれている土ゴーレムが相手では難しいだろう。ルイズの爆発する得体の知れない魔法も、土ゴーレムが相手では破壊力はすくないと思われる。ましてやサイトはドットであるギーシュにようやく勝てる程度の力量だ。
どうやって、つかまえたのか聞くのは、キュルケあたりに聞きにいくとしゃべってくれそうだが、モンモランシーがきらっているからな。
タバサは無口だし、ルイズと近づくのも、あまりモンモランシーが好まないみたいだから、夕食後の自由に動いている間でサイトとあった時にでも聞いてみるのが一番か。疑問は記憶の箱の中に閉じ込めて、モンモランシーの警護をおこなっていた。



モンモランシーに言いよって来ていたのは一人いた。パーティ用の服装もハデな、ギーシュだ。まあ、あっさりと、モンモランシーは断って、ギーシュもそれでまとわりつかなかったから、俺が特に手をだすこともなかったがな。



『フリッグの舞踏会』から数日たって、サイトと夕食後に会うことができた。俺は軽い調子で声をかけてみた。

「やぁ、たしかルイズの使い魔のサイトだったよね」

「えーと、同じ教室でみかけたことはあるんだけど、すまないけど、名前を知らない」

「そういえば、自己紹介はしていなかったね。ジャック・ド・アミアンだ。モンモランシーの使い魔として召喚されたのだけど、覚えてくれていなかったのかな」

「いやぁ、髪とかに特徴のある人は覚えやすいんだけど、そうでなかったら人の顔を覚えれなくて……それに、ルイズからはあまり自分から貴族に話しかけるなって言われていたから」

「そうか。確かにそうだな。それは、こちらからのあいさつが遅れてすまなかった。普通は平民の場合、ミスタ・アミアンとか言ってくることが多いのだけど、同じ使い魔になった境遇の身だ。ジャックとよんでくれ」

「えぇ、そうなんだ。ジャックか。よろしく」

「こちらこそな。それで声をかけたのは、どうやって、ギーシュを倒したり、フーケをつかまえたのか詳しく聞きたいんだ」

「教室で流れていた噂話のまんまなんだけど」

「えっ? 教室で流れている噂だと、『青銅』のギーシュの時は剣をつかんだあとに一瞬で7体のワルキューレを倒して、ギーシュの目の前に剣を突き立てて負けをみとめさせたっていうのと、『土くれ』のフーケの土ゴーレムでは魔法学院の杖を使って、一瞬で土ゴーレムを破壊したあとに、魔法学院の杖をもったフーケをそのまんま捕まえたって話が、本当だって?」

「う
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