暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
ウイニングイレブン!&マリオカート!
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し、CPUがスタートに失敗しエンジンから黒煙が出ているのを傍目で見ながら洋館の中に進んだ。

中は見た目通りの洋風造りであり、レッドカーペットが敷かれてある。そこを走っているのだが現実だと決してできないと思う。我ながらの貧乏精神を感じながらステージの中盤がやってくる。
ここまでの順位として、1位ゆり、2位TK、3位ユイ、4位CPU、5位俺となっている。マリカは順位が上がるにつれて出るアイテムがショボくなるという特徴がある。その証拠にゆりのアイテムはバナナの皮率が多く占めている。

「良いアイテムこいこいこい!………またバナナの皮!ってどんだけバナナの皮持て余してるのよ!」

バナナの皮:コース上に設置することでその上を通ったカートを滑らせることができる。
置いてあるのがバレバレであり下位のCPU以外は避けている。

「TK先輩覚悟!」

3位のユイが赤甲羅おっとかっこ良くしてしまった。アカこうらを放ち、アカこうらは迷うことなくTKに当た……らないだと!?
「嘘!アカこうらが当たらないなんて」

「ユイちゃんよく見てください」

「バナナの皮!?そうかそういうことでしたか」

アカこうら:前方カートを自動的に追いかけ転倒させる。

だが、この一見最強そうなアカこうらだが一つだけ回避する方法がある。それはバナナの皮をカートの後ろに出しっ放しにすることだ。そうすれば自動的に追いかけるアカこうらは自然とカートの後ろにあるバナナの皮にぶつかり相殺されるのである。

先頭は白熱した闘いを繰り広げているが俺は地味にCPUにダッシュキノコを使い追い越し4位に浮上する。

ダッシュキノコ:一定時間カートのスピードを上げることができる。

後半の泥道を超え、2周目に入る。

「ふっふっふ。これは使えるわ」

何やら良いアイテムを引き当てたゆり。アイテムを確認するともう使われていた。
ダッシュキノコ系だったのだろうか?

「おい!みんな気をつけろ!きょだいキノコとキラーがくるぞ!」

「音無先輩は心配性なんプギャ!」

踏み潰されたユイを追い越しつつ、さっき手に入れたダッシュキノコ使ってギリギリ踏み潰されるのを回避した。

きょだいキノコ:一定時間カートを巨大化し、ぶつかったカートを踏み潰ぶす。スピードも速くなる。

キラー:一定時間カートがキラーに変身しコースに沿って自動的に進む。ぶつかったカートは転倒をする。

この二つのアイテムは下位のカートが手に入れやすいのだが、今回は運が悪く5位のCPUがきょだいキノコを当ててしまい、結果、油断していたユイが餌食となった。

キラーは何も問題なかった。

そしてラスト1周となる。

順位は1位ゆり、2位TK、3位俺、…………6位ユイ。

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