暁 〜小説投稿サイト〜
でんきタイプで縛りプレイ
4話:早足で二ビジム戦
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がねタイプ】のワザを使えるピカチュウだなんて、やるじゃないか」

 あ、【はがねタイプ】は認知してるんだな。新タイプで3年後に発見されるとかじゃないのか、既存なのだろうか。

「残り一体だ。イワーク、君に決めた!」

「グォオオ!!」

 タケシはイワークを出してきた。

 このままピカさんでゴリ押しできるか試したい。

 このピカさんはどちらかというとパワーファイターだから防御力の高いイワークを倒せばさらに自信がつくだろうけども。

 許せ、相棒。今回はバトルはお預けだ。

「連戦だが、頑張れピカさん」

「ビカッ……」

「いけっ、イワーク。【いわおとし】だ!」

「ピカさん、【アイアンテール】で岩を叩き潰せ!」

「ビカッ……(ふっ、容易い)」

 イワークが、バトルフィールドに設置されていた岩を持ち上げピカさんの頭上に落とそうとしたが、それをピカさんの鋼の尻尾で叩き割った。

「よし、反撃だピカさん。イワークの懐まで近づいてもう一度【アイアンテール】だ」

「イワーク寄せ付けるな! 尻尾で叩き潰せ!」

「グォオオオ!!」

 イワークは自身の尻尾をしならして接近してくるピカさんを叩き潰そうとするがピカさんがソレを避けては【アイアンテール】をぶちかます。

 効果抜群だ。しかし、イワークはピカさんの一撃を耐えた。

「よく耐えたイワーク! 【いやなおと】だ!!」

「グォォォオオオオオオオ!!」

「「ッ!??」」

 まさかこのタイミングで!??

 このワザは相手の攻撃力をがくっと下げる効果だったはずだ。それとも素早さだったっけ??

 何にしても、それはもっと早い段階でワザを繰り出しとけばピカさんの【アイアンテール】の威力も落ちていたかもしれないのにだ。

 なんでこのタイミング……

 ピカさんが耳を塞いで嫌そうな顔をしてらっしゃるが……ッ!??

「ピカさん、避けろ!!」

 俺は相手の狙いに気付き咄嗟に叫んだ。

 俺の読み違えだ。

「勉強不足だな、ハルト君。気付いたところでもう遅い。イワーク【しめつける】だ!」

「グォォオオオ!!」

「おい避けろピカさん!!」

「ビカッ!??」

 敵もバカじゃない。

 ピカさんの動きを鈍らせてはイワークがピカさんを捕えた。

「ビ、ビカッ……(うげっ、苦しい)」

 ブサイクな顔がさらにブサイクになる。

 それほどにキツて苦しくて強力なワザなのだろう。

 俺がゲームで知っている【しめつける】とは大違いだ。

「ピカさん、なんとかして脱出しろ!」

「ビカっ……(お前は鬼か!?)」

 ピカさんのワザ構成は【でんきショック】
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