第四十九話 海に行こう
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、機嫌直して」
ルイン「むう…そういえばゼロは?」
エックス「ゼロ?そういえば、今日はジャンク屋“ルナ・アームズ”のルナが来るんだった。」
ルイン「ああ、ジャンク屋の女の子だよね。あそこのパーツって凄く品揃えがいいよね。ねえ、エックス。行こうよ」
エックス「ああ、そうだな」
エックスとルインはハンターベースの入り口へと向かう。
ゼロ「トリプルロッドの修理を頼みたいんだが」
ルナ「うひゃあ、こりゃあ随分と壊してくれたなあ」
呆れたように壊れたトリプルロッドを見遣るルナ。
ダグラスに頼んで見たのだが、あまりにも高性能過ぎて、ダグラスの手には負えないようなので、造った本人に頼んだのだ。
ルナ「こりゃあ、一朝一夕で直らねえぞ。悪いけどしばらく待ってくれ」
ゼロ「構わない。他に使えそうな武器はないのか?」
ルナ「あるにはあるけど…俺もどうにかトリプルロッド以上の武器を造ろうと足掻いたんだけど、どれも使い勝手が悪かったり、トリプルロッドに劣る性能しか出せなかった。どう足掻いてもトリプルロッド以上の物はな…」
ゼロ「見せてくれないか?」
ルナ「ああ。えっと…」
シートの上に数々の武器を置く。
ルナ「まず右から。これがチェーンロッド。セイバーにチップを組み込むことで鎖状に伸びるロッドの先端に槍がついた武器なんだ。天井や壁に引っ掛けてぶら下がったり、特定のものを引っぱることが出来る。んで、次がシールドブーメラン。腕輪のような形をしてるけどエネルギーを展開すると敵の弾を弾き返すことが出来る盾。装着した腕を振るうと、展開部分をブーメランのように投げて攻撃することも出来る攻防一体の武器。次がリコイルロッド。トンファー型の武器でトリプルロッドの元にもなった武器。チャージ攻撃なら、トリプルロッド同様に相手を吹き飛ばすことも可能で、固い敵に有効な武器。また、チャージして真下に打てば、高くジャンプすることも出来るけど、トリプルロッドの劣化版ってとこだな。」
ゼロ「……チェーンロッドが使えそうだな」
ある程度距離を置かれても敵に攻撃が届くチェーンロッドを手に取る。
ルナ「毎度あり。チェーンロッド、1800ゼニー頂きます♪」
満面の笑顔で手を伸ばすルナにゼロは内心で苦笑しながら、ゼニーのクレジットデータを彼女の電脳アドレスに送る。
Zセイバーにチェーンロッドのチップを組み込むと、Zセイバーの柄から鎖状の槍が現れた。
ゼロ「はあっ!!」
それを勢いよく振るうと近くに置かれていたスクラップ寸前のライドアーマーの装甲をたやすく切り裂いた。
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