眷属、集めます
第24話
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「これで皆さん揃いましたね」
食堂に眷属の皆が揃ったのを確認して声を上げる。
「今回集ってもらったのは僕達『断罪の剣』のお披露目と若手悪魔に喧嘩を売りにいく打ち合わせです」
「おいおい、喧嘩を売りにいくのかよ」
アザゼルさんが呆れながら答えますが理由があるんですよ。
「ちなみに天使と教会の方でも堕天使の方でも同じ事をします。理由なんですが、前者の方は僕達の存在の公表と宣伝の為です。領地に無断で侵入する事もありますから存在を知られていないと面倒ごとが起きますからね」
「ああ、そうれは分かる。それで、後者の理由は?」
「後者の理由なんですが、天狗になっている若手の鼻を折る為です。血気盛んで感情で動く若手は何処の勢力にも存在しますから余計な被害を出さない様にする為の篩にかける為に喧嘩を売ります。それはもう実戦の様に汚い手を使いまくりますよ。まあ、レーティングゲームになるでしょうから反則行為も視野に入れた戦略で戦っていきますのでそのつもりで」
僕の言葉にルゥ以外の全員が引いていますが仕事と割り切ってもらいます。
「まあそれでも無理矢理戦おうとするのもいると思いますので先手を打って残党狩りを目的とした下位部隊を設立する許可をとってます。まあ既に僕の中でリストアップは済んでいるんですけど、本番に強い人もいるかもしれないのでそれをレーティングゲームで確認します」
出来ればサイラオーグ・バアルだけは確保したいんですよね。それからソーナ・シトリーと真羅椿姫、それからレグルスとアリヴィアンも確保出来れば安心して活動を独自に任せられるんですけどね。
「と言う訳で打ち合わせなんですけど、基本は僕が挑発しますから話を合わせたりたまにアドリブで煽って下さい。攻撃してきたら殺さない程度に反撃は許可します。沸点が低そうなのはリストアップして簡単なプロフィールもまとめてありますから参考にして下さい」
リストを皆に配ってしばらくした後、何人かが吹いて笑いを堪えていた。
「ゆ、祐斗さん、ふふっ、結構、根に持ってたんですね」
白音さんが笑いを堪えながらリストのとあるページを見せてきました。そこに書かれているのは、リアス・グレモリー。僕の元主だ。挑発するネタが多過ぎて逆に困る存在だ。まあ傍に居たからこそ分かることなんだけどね。
「客観的に箇条書きしているだけです。ええ、私情なんて一切入っていませんよ」
「私情が入ってないのにこれだけの事が上がる方が問題だぞ」
「色ボケに子供みたいな性格って、王としてどうなの?」
「紫藤さん達は人の事言えないでしょう。僕がガブリエル様に手紙を出していなかったら絶対に二人だけでコカビエルに挑んでいたでしょう?」
「さあ、なんのことやら」
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