デュエルアカデミア編
エピソード1 〜プロ認定試験〜
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ライトが一斉に向けられ、メインの登場に歓声が一際大きくなる。
その光景に一瞬たじろくも、すぐに持ち直し平常心を保つ。
「ふぅん、さすがに気圧されると思ったが耐えるか。」
「殺気を向けられるより、これくらい余裕ですよ。」
と言って見るものの、実際結構きていたりする。要するに強がりだ。
ステージに立つのは、海馬瀬戸。このデュエルのスポンサーの一人であり、プロデュエリストの伝説の一人だ。
そして、今回は望月シオンの査定人だ。
「ふん、それでいい。お前のロードは自身で切り開くものだからな。」
「そうですか。で、ここに居るってことは僕の相手はあなたですか?」
「いや、お前の相手は俺ではない。今回は貴様の為に特別に呼んだ相手だ。」
海馬がそう言うと壇上に上がってくる人物が見える。その人は自分もよく知る人物だった。
「マスター"鮫島"……ですか。しかも、サイバー流…」
「いやはや、ご存知でしたか。あなたのような方に知っていただけるとは、光栄です。」
「いや、こちらこそ。どうも。」
「しかし、10代とは思えない振る舞いですね。これで子供とは思えませんね。」
「まぁ、普段はもっと普通の少年ですよ。
しかし、今は"ここ"に立つということはそれなりの
ことが求められますからね。」
「なるほど。人としてもプロデュエリストとしては十分ですね。」
「ありがとうございます。……っと、そろそろですか。」
そう言って、海馬社長を見る
「顏合わせは終わったようだな。」
「えぇ」
「では、始めるとするか。」
「はい」
「今回のデュエルは望月シオンのプロ認定試験ということになっている。勝利は必須ではないが、それなりのタクティクスを見せてもらわねばならない。」
「わかってます」
快く頷いたもののこのデッキでいいのかと少し不安になってきた。いや、タクティクスを見せるという点では、いいのだが……
今回の相手は【サイバー流】。特徴は一瞬で超高攻撃力モンスターを召喚できるところと機械族という点でサポートカードが充実しているところだろう。
運が良くても悪くてもこのデュエル一瞬で終わる気がしてならならい…
◆
「では、これより望月シオン対サイバー流師範マスター"鮫島"によるプロデュエリスト認定試験デュエルを始める。」
「「決闘」」
デュエルが始まり、観客も鎮まり返り、異様な雰囲気が周り一帯を包む。
「先行は挑戦者であるシオンさんに譲りますよ。」
「どうも…じゃあ、僕のターン、ドロー。」
いや、サイバー流だから後攻必須だろ、と心の中で突っ込むと思考を切り替えデュエルに集中し、今できる最善の
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