悪魔との出会い
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言わんこっちゃない。アスナに怪しまれた。
「キリト君、何か隠してるでしょ」
「いきなり何を…」
「だっておかしいもの。普通、片手剣の最大のメリットって盾持てることじゃない。でもキリト君が盾持ってるとこ見たことない。わたしの場合は細剣のスピードが落ちるからだし、スタイル優先で持たないって人もいるけど、君の場合はどっちでもないよね。……あやしいなぁ」
「アスナ、その辺にしとけ。マナー違反だ」
「そうだね。ってもう3時じゃない。遅くなっちゃったけどお昼にしましょうか」
「なにっ、て、手作りですか」
食い意地はってんなあ。
「俺は自分の分あるからいいや。2人で食っててくれ」
しばらく飯を食べているとプレイヤーの一団が鎧をガチャガチャ言わせながら近づいて来た。
「おお!キリト、しばらくだな」
「まだ生きてたか、クライン」
「最近見ねぇから何処ぞで野垂れ死んだと思ってたぜ」
「おめえは相変わらず容赦のねえ毒舌っぷりだなサトシ。にしても珍しく連れがいるの……か………」
「あー………っと、ボス戦で顔は合わせてるだろうけど一応紹介するよ。こいつはギルド<風林火山>のクライン。で、こっちは<血盟騎士団>のアスナ」
キリトの紹介にアスナはちょこんと頭を下げたがクラインは目のほかに口も丸く開けて完全停止した。
「おい、何とか言え。ラグってんのか?」
キリトが肘で脇腹をつつくとようやく口を閉じ、すごい勢いで最敬礼気味に頭を下げる。
「こっ、こんにちわ!!くくクラインという者です24歳独身」
どさくさに紛れて何言ってんだこいつ。
俺はソードスキルを発動させずに刀を抜刀、クラインの首筋に刀を突きつけた。
「アホなこといってんじゃねーよ、バーカ」
この時その場にいた全員がサトシ(君)だけは怒らせないようにしようと思ったのである。
そんな風に話していると新たな一団の訪れを告げる足音と金属音が響いてきた。しかし森で見かけた時よりも明らかに疲れていた。安全地帯エリアの俺たちとは反対の端に部隊は停止した。先頭にいた男が休め、と言った途端残り11人が盛大な音と共に倒れるように座り込んだ。男は仲間の様子には目もくれずこちらに近づいて来た。
「私はアインクラッド解放軍所属、コーバッツ中佐だ」
中佐ねぇ……。
「君らはもうこの先も攻略しているのか?」
「……ああ。ボス部屋の手前まではマッピングしてある」
「ではそのマップデータを提供して貰いたい」
「な…て……提供しろだと!?手前ェ、マッピングする苦労が解って言ってんのか!?」
まぁマップデータは貴重だしな。クラインが騒ぐのも当然か。
「我々は君ら一般プレイヤーの解放の為に戦ってい
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