全国10カ所の妖気
東方変形葉46話「早すぎて損はない・・・?」
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終わっちゃうわよ?」
メリーが質問した。
「うむ。実はあっちで外の世界のお土産と宴会の食材を買う約束をしているからさ、その買い物をするよ。そのときは、案内してくれる?」
「ええ、良いわよ。ね、蓮子。」
「うん!とっておきのところがあるからねぇ!」
良かった。実は京都に来たのって今回が初めてだからどこで何を探せばいいか迷っていたんだよね。・・・幻想郷にないような宴会の材料か。難題だな。お金はほとんど持ってきてあるから心配ないとは思うけど。
「さっさと終わらせるために、今日は早速行ってくるよ。ね、3人とも。」
「「「ね〜っ!」」」
姫雪と人形たちは合わせて言ってくれた。周りの人に人形たちや、姫雪の猫耳と尻尾を見られないようにしっかりと隠している。
「今日は何処へ行こうと思ってるの?」
「えっと、長崎のつがねの滝。広島の似島。余裕があれば香川の立石隧道へ行こうかと思ってるよ。」
「へ〜」
蓮子が訊いてきたので答える。極寒の地、北海道を優先しようかと思ったけど、そんな覚悟はまだできてない。きっと雪がすごい積もっていることだろう。
長崎。つがねの滝。正確にはつがね落としの滝。比較的小さな滝だ。滝の周りには、ちょっと害のありそうな小さな妖怪がたくさんいた。
「姫雪、できる?」
「うん!いくよ〜、殲滅の矢!」
ぴゃっと矢を放つと、あたりの妖怪は皆消し飛んだ。うわお、なんて威力だ。この能力って意外とチートなのかな?少ない妖気を浄化し、長崎を後にする。
広島。似島。瀬戸内海の広島湾に浮かぶ島だ。島の名前の由来は、富士山に似た山があるかららしい。
慰霊碑の近くに来た。ここからほんの少し妖気が感じるな。めんどうだから、一発で決めてしまう。
「神力解放。すぱああぁああああぁああく!」
光線によってごおおおっとすごい勢いで妖気はもみ消されていった。妖気はすぐに消された。
「ふう、あとは香川か。」
スキマで香川の立石隧道に行く。
「ふう、ただいま。」
三ケ所回っただけでかなり疲れた。人形たちや姫雪にもたれかかりながら歩いている。
「おかえり〜、相変らずぼろぼろで帰ってくるね。さあ、早く寝た寝た。」
「ああ、そうするよ。」
蓮子に布団を敷いてもらい、すぐに寝た。
翌日の夜。俺は大学にはついていかず、家で本を読んでいた。鈴奈庵で借りた本が結構面白いのだ。
魔法についての本。
魔法って意外とバリエーションあるんだな・・・ん?これとかいいかもしれないな。よし、これにしよう。
「一気につぶそう。」
残る三カ所に、魔法陣を仕掛けてきた。これでどんな妖怪でも人に害を為す妖怪ならすぐに消滅する。
「姫雪、きらちゃん、ほたるちゃん。ちゃんと仕掛けたところが爆発したか見てて。」
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