魔石の時代
第二章
魔法使い達の狂騒劇2
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う。ああもう、本当にどうしてこの本はこんなに意地が悪いのか。
『心配すんな。お前達がいる事を知ってなお、相棒がこの辺をうろうろしている以上、ジュエルシードは、この建物の周辺……おそらくは、遊歩道のどこかにあるはずだ。となりゃ、真昼間から下手に探し回ろうもんなら誰に見られるか分かったもんじゃねえ。かと言って、大規模な魔法で誤魔化そうものなら、オマエらに嗅ぎつけられる。なら、後に残る選択肢はただ一つ。他の客が寝静まってからこっそり探すしかねえだろ』
つまり、ちょうど今くらいからという事だろう。それなら――
「今すぐ探しに行けば、光さんやあの子たちとも出会える?」
目を覚ましたらしいユーノが言った。
『そういうことだ。運が良けりゃあの宝石も手に入るかもな』
にやりとして、リブロムが答える。
『まぁ、オマエらに相棒が出し抜けるなら、だけどな』
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