第十話 激戦!ファントム七重の塔
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ふふふ!ボクの悪ふざけはこんなもので終わらないよ!」
「く!やられてたまるか!!」
ツバサが次の手を打つ前にサイモンが持ち前の剛力で床をひっぺ返しツバサに向かって投げつけるとツバサは・・・
(ほほ〜流石地球人にとっての1トンが1キロのラディ星人!)
そう言ってツバサはサイモンが投げた床を叩き落とすと再び攻撃態勢に切り替わった。
硬派なのか間抜けなのか何やかんやで先に進むと・・・
4階
「ふ・・・ふ・・・ふ・・・」
指関節をバキバキ鳴らしながら4階の間でノアが待っている。
誰を待っているかと言うと・・・
「楓えええええ!」
この日の為にノアは再び修行の毎日を送ったミツキに見つからないように楓の等身大人形を相手に戦い抜き・・・身体に重りを付けてエクササイズを繰り返し・・・滝に打たれて精神の修行をし・・・ユウを無理矢理巻き込みたい楓用対策の限りを骨の髄まで身に付けやる気満々のノアの叫びに楓が参上するであろうと思ったその時だった。
「ガルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!」
「!?」
真っ先に入ってきたのはお腹を空かせた大珍獣・畢だった。
畢の姿を見たノアは身体を硬直させてしまう。そのギラギラとした本能に忠実な目・・・餌なら何でも食らいそうな口に凄まじい量の涎・・・はやてのご馳走を食べるべく晩御飯を抜いている為、畢は物凄くお腹が減っているのだ。
結果
「フカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
楓とバトルをする前に思いっきり苦手なバッタに追い掛け回されるノア。障壁を張っているが腹ペコの畢は体当たりで全て粉々に砕きノアに襲い掛かった。
4階の間を守るノアが畢に追い掛け回されているので・・・
「一応・・・私残った方が良いですかね」
「そうだな・・・ノアの為にも」
取りあえず4階に残る事になった楓は力と飛鳥のコンビを見送るのであった。
5階
「よっしゃ!もうなんでもきやがれってんだ!」
再びだだっ広い空間に出るが何も無く力と飛鳥が何かの張り紙を見つけた。
「心に迷いを抱える者に真実の道が見える・・・どういうこと?」
「知らん!突撃!!」
張り紙の意味が分からず力が真っ直ぐ次の階段に行こうとすると・・・
「ゲフ!!」
見えない壁にぶち当たった。思いっきり地面に沈む力ちゃん。
すると飛鳥が何を思いついたか力に提案してみた。
「今日はとんかつとハンバーグ・・・どっちが食べたい?」
「え?ジューシーなとんかつ・・・いや!コクのあるハンバーグも捨てがたい・・・う〜ん」
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