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魔法薬を好きなように
第4話 勘違いならうれしいなっと
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使うのに気をつけていたからなぁ。今日はガラスの部屋を錬金で作った上に、硬化の魔法も使用しているから、精神力は2〜3日分ぐらいつかったことになるってぐらいかな。こればかりは、経験で判断するしかないが、ガラスの錬金なんて久々だから、どれくらい消費しているか、はっきりとはわからないからなぁ。



翌朝は朝食後のあとに、モンモランシ―が作った香水を、トリスタニアまで運ぶ役割が最初だ。半ダースに箱詰めしているが、自分で確認しながら入れていた。合計で2ダースだな。
俺はそれを魔法学園で借りた馬で大事に運ぶだけなのだが、香水の瓶が割れないように運ぶ必要もある。そのために馬をそれほど早く走らせることはできない。本当にのんびりとトリスタニアに向かうので、普通なら3時間のところが4時間近くかかるそうだ。その間、モンモランシ―の話相手もつとめるのだが、教室で、女子生徒同士の話の中でわからなかったことを聞いたりして、暇をつぶしていた。

首都トリスタニアにつくと、ブルドンネ街の大通りにある化粧品屋まで、手提げ袋に入っている香水の瓶が入っている箱を持っていった。2ダースで10エキューを受け取っていたようだが、先週はこれなかったので、2週後も2ダースでよいらしい。たまに変動するらしいのだが、だいたいは2週ごとに2ダースで、月20エキューか。小遣いとしては悪い稼ぎでないが、封建貴族の娘の小遣いとしては、それほど多くはないなぁ……っと、思ったが、軍人の封建貴族だと、領地を借金経営となるなんてきいているが、水の名門と呼ばれているモンモランシ家って、どっちのタイプだ?
そう疑問を持ち始めたところで、最初の話で「水竜よりはまし」っていってたのは、水竜が食べる食費とか考えると、貴族が一人普通に魔法学院へ通うより高くつくはずだ。ましてや俺は勉学で行っているわけではないので、学費は納める必要もない分は安くなっていると、思われる。なんか、もしこの予想が本当なら、モンモランシ家で一時的に衛兵をしたとしても、給料安いって気がしてくるぞ。なんか、今更ながら貧乏くじを引いている気がしてきた。封建貴族って見栄っ張りだから、親に後でモンモランシ家の実態を調べてもらおうかと思いつつ、昼は、カッフェで昼食をとった。初めてはいってみたが、純粋な男性向けというよりも、女性も入りやすい感じの飲食店といった感じの店だなぁ。モンモランシーの懐具合が心配になって、彼女が頼んだものよりも少々安めで量が多そうなものを注文してみた。いや、俺、家についていないので、一文無しだしなぁ。



昼食後、モンシャラン街にある親の家へ向かうが、魔法衛士隊の宿舎もわりかし近い。時間的に魔法衛士隊の知っている隊員と会う可能性もあるが、幸いにして誰にも合わずに家に入ることができた。
家でまずでむかえてくれたのはメイドだが、俺
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