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魔法薬を好きなように
第4話 勘違いならうれしいなっと
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さて、ここからが本題だ。

「それでこの薬を必要としそうな人間として、3年生のうち、避妊薬を三回目以降で買いにこなくなった女子生徒を、相手にするのが良いかな。特に冬休みが終わってからね」

まあ、男女間の関係になったのはよいが、わかれちゃったってやつだな。しかも3年生で次の相手がみつからないまま卒業って、そのまますっとぼけて結婚するのもいるらしいが、それだけで離婚……結婚がされていなかったという状態にすることが、男性貴族側はできるが、女性貴族側は表向き離婚とはいわれないが、離婚として知れ渡るから、次の結婚の条件が悪くなる。

モンモランシーもここまですっとんだ話になるとは、思っていなかったのだろう。俺もここまで話す気はなかったが、ついつい調子にのってしまったようだ。

「それって、今、きめなくても良いわよね」

「そうだね」

「じゃぁ、今日は帰ってちょうだい」

「わかりました」

俺は部屋へ戻る途中に、昨日今日と、身体を動かしていないことに気が付いたが、すぐに必要とすることもなかろうと思い、そのまま寝ることにした。



翌日は、朝食前から授業の終わりまではモンモランシ―とほとんど一緒にいたがって、さすがにトイレにはついていかないわな。
教室ではルイズが使い魔に水の秘薬を使った、という噂が流れている。水の秘薬は高価だから、普通は平民に使わないもんだけど、メイジであるギーシュに勝ったからか?
そのあたりはよくわからないが、ちょっとだけ、気にとめておくか。

授業の後、夕食までは、モンモランシ―の部屋で魔法や薬の実験といいたいところだが、まずは実験部屋をつくることにした。ガラスで囲った部屋になるが、硬化の魔法で壊れにくくできる。あとは、この部屋の中用の脱臭用の魔法薬をつくればよいのだろうが、あいにくと、モンモランシ―の手持ちの薬草には、それに応用できる薬草が存在しないので、今日はそっちには手をだしていない。
脱臭用の魔法薬があること自体はモンモランシ―も知っているが、それを作れるのはトライアングル以上のメイジだから、ラインであるモンモランシ―では作れなかったってところだ。
それで、香水の方に力をそそいでいたんだろうけどなぁ。

夕食までは一緒だが、夕食後は俺にとって自由時間ということになった。明日は虚無の曜日だが、いつもの時間通りとのことで、それから首都トリスタニアに向かうことになっている。
だから、今日はこの時間を有効活用として、軍杖のサバキの訓練だけはおこなっておくか。魔法は訓練時にいつもつかうわけではないので、それぞれのランクにあった呪文もどきを使うが、人によっては、多少フレーズの長いものを使っている。たとえば、俺だとはやり歌なんかう使ったりしている。精神力のたまる速度が遅い俺は、なおさら魔法を
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