暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第26話 GETだぜ!
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たにゃん。巨大な体、それを支える膨大な筋肉、猫耳と尻尾に……今にも張り裂けそうなゴスロリ服?

「にょ?」

 にゃんだ……あれ?

「「「「ミルたん!?」」」」

 ミルたんって……この娘たちが前言ってたあのミルたん!?

「にょ? 悪魔さんだにょ? こんなところで奇遇だにょ?」

「いやいや、こんなところで何やってるの!?」

「魔法少女には魔法生物がつきものにょ。今日はそれを探しに来たんだにょ。最近悪の組織との戦いが激化してきたからどうしても必要なんだにょ」

「そ、そうか。頑張ってくれ」

「にょ。悪魔さんもまた会おうにょ」

 そう言ってミルたんはまた藪の中に入っていったにゃ。

「ねえイッセー」

「何ですか? 部長」

「イッセーの契約者って皆あんな感じなの?」

「まああれはかなり強烈な部類ですけど……だいたいあんな感じです」

 同意するように龍巳とレイナーレも頷いてるにゃ。

「そう……ごめんなさいイッセー、この間は努力が足りないなんて言って。どうやらあなたに来る依頼は他に比べて難易度が高いみたい」

「部長! 分かってくれて嬉しいです!」

 イッセー涙ぐんでるにゃ。

「そうそう悪魔さん」

 んにゃ!? ミルたんが戻ってきた!?

「今度悪魔さんが紹介してくれた友達と会うことになったにょ」

「そ、そうか、まあ仲良くしてやってくれ」

「もちろんだにょ」

 そう言ってミルたんは今度こそ私達の前から姿を消したにゃ。

「あ、あれはなんだったんだ少年? 新種の猫又か?」

 あんなのと一緒にしないで欲しいにゃん。







「見ろ!」

 あれからしばらく森を進んだところでザトゥージさんが何かを発見し指さしたにゃん。そこには

「運がいい。早々に見つけることが出来た。あれが蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)だぜぃ!」

 へぇ、あれが蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)。確かに大きさはオオワシくらいだから子供みたいにゃん。あのくらいなら確かに可愛いしアーシアの使い魔にはいいかもしれないにゃん。……でもそれより気になることがあるにゃん。私は妹たちに目線を向けてみるけど……うん、3人とも気付いてるみたいにゃん。どうやら私達何かに完全に囲まれてるにゃん。さっきからずっとこっちを伺ってる感じだったけど立ち止まったことで一気に近付いて来たにゃん。

蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)、私も見るのは初めてよ」

 他の皆は……気付いてないわね。

「ゲットするなら今しかないぜぃ? 大人になったら手に負えないからな」

 ……あれ? 周りを取り囲んでる奴らの気配、前にどこかで……。あ、そうか、こいつら。ク
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