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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第23話 目覚め
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ら。性欲もですけど」

「ふふ、彼のことよく分かってるわね。さて、今日の訓練も終わったしそろそろ来てもいいはずなのだけれど……」

 ん? 誰かここに来るのか?

「すみませーん」

 あれ? 今の声って……

「イッセーさーん! みなさーん! 遅れてすみませ〜ん! ……はぅっ!」

「危ない! もう、本当にあなたはそそっかしいわね。見ていられないわ」

「はぅぅ、すみません。ありがとうございます」

 そこには転びかけているアーシアとそれを支えるレイナーレがいた。







「イッセーさん、どうぞお茶です」

「ありがとうアーシア」

 アーシアが持ってきていたお茶をもらって一息つく。少し横になったおかげでだいぶ楽になった。白音ちゃんが膝枕してくれているときに仙術で俺の体力回復を手伝ってくれていたからなんとか学校に行けるくらいには体力が回復してる。本当に感謝だな。

「ところでアーシア、どうしてここに?」

「今日からイッセーさんがトレーニングを始めると聞きまして、私もお力になりたいなって。私にはお茶くらいしか用意できませんでしたけど……」

「いや、ちょうど喉乾いてたんだ、助かるよ」

「ちなみに私はアーシアが危なっかしいから付き添いで来ただけよ。イッセーを助けに来たわけじゃないわ。そこの所勘違いするんじゃないわよ」

「へいへい、分かってますよ」

 ハァ〜、俺は一応こいつの主なんだけど、これが主に対する態度なのかね? まあ形式上だから俺も主面するつもりないけどさ。どうせここに来たのもアーシアが心配だったからだろ? そこの所、俺が勘違いするわけ無いだろう? お前ら友だちになってから本当に仲いいもんな。ちょっと前まで殺し殺される関係だったなんて誰も信じないだろうよ。

「……フン!」

グキッ!

「痛って!?」

 こ、こいつ俺の足を思いっきり踏み抜きやがった!

「何すんだよ!?」

「フン!」

 ああもうなんなんだよ一体!? アーシアも訳がわからずオロオロしてるじゃねーか! 部長もなんか言ってやってくださ……って

「部長? どうかしたんですか?」

 部長は何かを考え込んでいる様子だった。それになんだか……悲しそう?

「え、ああ、いえ、なんでもないわ。それより2人共来たしちょうどいいわね。今日にしようと思っていたし、このままみんなでイッセーの家まで行きましょう」

 へ? 俺の家? ちょうどいい? まあ俺は朝飯食べに戻るし火織と白音ちゃんもそうだけど、なんで部長とアーシア、それにレイナーレまで家に来るんだ?

「もう荷物も届いている頃でしょうし」

 ……荷物? 







「な、なんじゃ
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