全国10カ所の妖気
東方変形葉45話「終結、少年の過去話」
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「くっ!!」
「なんてやつなの。」
俺達は今、追い込まれている。
『激変星よ!奴らに爆発を喰らわせよ!』
ぽーんと赤い球が飛んできた。すると、それはとんでもない威力の爆発を起こした。
「『警醒陣』!」
「『金剛結界』!」
爆発を何とか防ぐことはできたが、かなり威力が強かったためか腕がしびれた。
「“神力と大爆発の比例変化”!」
大変化「無と有の境界」
大爆発が連鎖して妖怪を襲う。妖力のガードで防いでいるようだが、こればっかりは通用しない。
『なっ!?なんだと!?』
妖力のガードは瞬く間にひびがいき、そして破られた。
『があああぁあぁあぁああ!!』
悲鳴が響き渡る。
「くっ、やったか!?」
「・・・まだよ!」
煙の中からゆらりと妖怪が現れた。
「きゃっ!!」
「霊夢!」
霊夢が速すぎる体当たりに飛ばされた。どうやら、敵を一人に絞ったようだ。
「このっ!『拡散アミュレット!』」
正方形の御札のようなものが妖怪に向けて放たれる。しかし、それを受けても霊夢に向けて走って行く。
妖怪は霊夢を蹴り飛ばすと、
『彗星よ!紅白の巫女に落ちろ!』
目にとまらぬ速さで霊夢に彗星型の巨大な光弾が落ちた。あんなの喰らったらひとたまりもない。・・・?どういうことだ?さっきから霊夢の気配が感じられない。
煙が晴れると、霊夢が立っていた。妖怪は舌打ちをし、
『流星よ!降り注げ!』
霊夢に流星の豪雨を降らせた。しかし、霊夢には効いていない。攻撃が体をすり抜けていく。あの能力が発動した霊夢にもう誰にも勝つことはできない。
『な、なんだと!?あれだけ喰らって平然として!?』
「あんた、少しうっさいのよ。黙ってなさい。」
「夢想天生」
陰陽玉が7つ霊夢の横に現れ、それが高速でくるくると回りだし、そして爆発したかのように大量の御札を放っている。妖怪はそれをまともに喰らってしまっている。
『がああああぁあぁあああ!』
妖怪は倒れ込んだ。なんだか、前より威力が上がっているような気がする。
妖怪は身動きできないようだ。妖力も根こそぎ無くなっている。空の星々は次々と消えていく。
『がっ・・・ふふ、さすがは博麗の巫女。やはり絶対に負けることはないというのはデマではなかったか。そこの少年も、よくわからないがとんでもない力を持っているな。』
妖怪の体は光に包まれていく。そして、空の星々が全部消えるころ、妖怪は静かに消滅した。
「おわっ・・・た。」
ぐらりと、霊夢の体が傾いていく。それをなんとか受け止めた。顔を覗き込んでみると、霊夢はかわいい寝顔をしてすやすやと眠っていた。
「ふう、仕方ない。」
霊夢を背負い、闇に包まれたこの世界から抜け出した。
「「「「「「おかえり!」」」」」」
闇の空間から抜け出
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