暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第22話 終幕
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果たしたようね。アーシアに抱きとめられて火織に頭をなでられているわ。ケガをしたようだけどアーシアが治療しているし大丈夫そうね。

「お疲れ様みんな。どうやら無事アーシアを助けられたようね」

「あ、部長。そちらも無事だったんですね」

「無事も何も黒歌と龍巳が一瞬で終わらせてしまったわよ。おかげで私と朱乃には出番が無かったわ」

「あはは、なんかすみません」

「あなたが謝る必要ないわ。それでこちらはどうだったの?」

「あ〜、それなんですが部長、すみません。はぐれ悪魔祓い(エクソシスト)に1人逃げられました。一瞬の隙をつかれちゃいまして。祐斗が追ったんですけど」

「すみません部長、見失ってしまいました。火織さんが相当痛めつけましたんですぐまた襲ってくることはないと思いますが」

「そう、まあ1人くらいはしょうがないわね。……ところで祐斗、随分とボロボロね。こちらに残っていたはぐれ悪魔祓い(エクソシスト)はそんなに手練だったの?」

「いえ、手練ではあったんですが……この汚れと傷は火織さんのせいで床が崩落した時のものです」

「……火織」

「あ、あはははは」

「少しは自重しなさいよ?」

「はい、すみません。祐斗もごめんね?」

「いいよ、実際あそこでああしてなかったらアーシアさんが間に合わなかったかもしれないし、有効な一手だったことには変わりないからね。でも今度からは予め知らせて欲しいかな?」

「う、努力します」

 この娘本当に分かっているのかしらね? なんというか神裂家の娘達には今後も苦労させられそうだわ。

「で、こいつはどうするにゃん?」

「我、こいつだけは消し飛ばす、いいと思う」

 そうこうしているうちに龍巳が堕天使の足を持って引きずってきたわ。2人共この堕天使だけは殺す気まんまんね。大事なイッセーを何度も殺されかけたことを怒っているのかしら。まあでもそれは私も同じだけれども。

「そうね、主犯格のこの堕天使だけは生かしておけないわ。何より私の大切な下僕に手を出したこと、万死に値する」

 そう言って私は手に消滅の魔力を纏わせる。一片の欠片も残さず消し飛ばしてあげる。

「待って、下さい」

「イッセー?」

 イッセーがまだケガが完全に治っていないのかフラフラとしながらこちらに歩み寄ってきた。

「そいつ、俺に預からせてもらえませんか?」







 その後皆の反対する中結局最後は私達が折れて堕天使はイッセーが引き取った。そしてどうするつもりかと思いつつ2晩ほど空けてみると

「で、その堕天使をここに置いて欲しいと」

「はい」

 ハァ……一体この2日で何があったらそうなるのよ。この堕天使はあなた
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