暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第20話 アーシア・アルジェント
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のは

「「「「「「「「「……」」」」」」」」」

 ランキングの上位が『TATU』と『SIRO』でほぼ埋め尽くされた画面だった。その画面に龍巳と白音はおろか、他のみんなも押し黙る。しかも2人にとっては運の悪いことに……ランキングの横には総プレイ時間が刻まれていた。どうやら一回一回プレイしてたんじゃなくて、メンバーカードを買って続きからプレイしてたみたいね。しかもそこに刻まれた時間数は

「316時間……ねえ?」

「「ひっ!」」

 さて……



ガシッ!



 私は2人の襟首を掴んで引きずる。とりあえずひと気のない所まで移動しよう。

「あ、あぁ、あ」

「た、助け」

 2人がみんなに向けて助けを求めたみたいだけど私を止めようとする人は誰も「火織!」……いたよ1人。

「あ、あのね火織。今日はこういう席だしね? だからそういうのはまたこn「だから?」……なんでもありません」

 黒姉、あっさり撃沈。

「というわけで私たちはちょっとだけ席を外すけどみんなは気にせず楽しんでくださいね?」

 さてさて、人目につかない場所はあるかな〜?

 ちなみに『TATU』と『SIRO』でほぼ埋め尽くされたランキングの画面だけど、あと1人だけ2人に対抗してランキング上位に食い込んでる人がいた。っていうかランキングはその3人で埋め尽くされてたんだけどね? で、その人の名前は『AZA_』ってなってたんだけど、まさか……ね?







「ひぐっ、ひっぐ、う゛ぇ」

「えうっ、うっぐ、ひっぐ」

 ……う〜ん、ちょっと怒りすぎちゃったかな? 今私たちはみんなと合流するためにフードコートに向かってる。いつの間にかもうお昼だからね。さっき連絡してそこで落ち合うことになった。

 今私の右手は龍巳と、左手は白音と繋いでいて2人は繋いでない方の手を目元に持っていって泣きながら歩いてる。本当はお父さんたちが出張から帰ってきたらお母さんに報告してお母さんにも怒ってもらうつもりだったんだけど……それはやめとこうかな?充分反省しただろうし。

 ちなみにこの2人、あのゲーム以外にもたくさんのゲームのメンバーカードを持っててそれぞれのカードに記載されているプレイ時間見てみたらぶったまげた。一体いくらつぎ込んだのやら。そんなこともあり当初より説教が長引いちゃった。決して楽しかったからじゃないんだからね?

 ……しかしこうなってくるとこの娘達の小遣い稼ぎも考えものね。禁止にしようかしら?

 その後、フードコートでみんなと合流し思い思いのものを注文してお昼を食べた。合流したときは2人の惨状にみんなドン引きしてたけど他にもゲームをやりこんでたことをみんなに話すと少しは納得してくれた。
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