第六の罪
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「だってマモンにすぐ行けって言われて」
必死に言い訳している芽吹がある事に気づく
「はっ」
「どうした芽吹」
「もしかしたらこれ罠じゃね?」
その言葉にサタンは
「てめーそんな言い訳通るとでも思っているのか」
言い訳かと思い怒鳴っているサタンにアスは
「いやサタンちょっと待ちなさい」
「何なんだよアス」
「だって普段から人がいない裏通りで複合種がでるなんてちょっと変じゃないかしら」
それにサタンは
「はっ」
「てめーもかい」
サタンに突っ込んでいる芽吹に、アスは
「だけどもう早くシャワー浴びたいからとっと帰るわよ」
「「アイアイサー」」
アスに仕切られて帰ろうとする三人に後ろから大きい声で
「ちょっと待ちなさいよ!」
と振り返ると二人の男女二人組がいた(前話参照)。そして芽吹
「あのどちらさまですか」
もう帰ろうした矢先だった為、乗り気味ではない芽吹に対し女性は
「ほう私たちを知らんかのか愚か者め」
「いや多分知らないと思いますよ」
傲慢な態度を見せる女性を一緒にいる男性がフォローしていた。そして女性は芽吹達に正体を明かした。
「私の名は花宮薫、貴様ら悪魔を狩るエクソシストだ」
「同じく小林ともうします」
その言葉に芽吹達はすごい大爆笑していた。それに花宮は怒りを露わにした。
「愚か者、我らを愚弄するか貴様名を名乗れ叩き切ってくれる」
「花宮さん落ち着いてください標的は目の前何ですから」
「黙れ小林」
二人の口論に発展してゆき芽吹達は去ろうとしたが、ある事を聞いてしまい事態は一変する。
「だから私が言ったのだ。直接攻めた方がいいって言ったのよ」
「だけど花宮さん、あいつら百万で騙されてるんですから」
それにいち早く反応したのは芽吹だった。そして芽吹は人間とは思えないスピードで小林の首を掴んだ。
「おい中林てめーさっき話はなしって本当か」
小林は首を絞められて悶えて小声で。
「本当です。後自分小林です」
「ああん聞こえねーなー」
と更に首を絞める芽吹に花宮もさすがに耐えきれなくなり
「小林ちょっと痛いと思うが勘弁してくれ」
と花宮は手から剣を生成し芽吹に斬りかかる
「あの世で自分の罪を悔いるがいい」
粉塵が舞い辺りが見えなくなった。そして
「ふぅー我ながらよく切れる剣だこれで悪魔も切れたな、おい小林無事か」
とそこにはめっちゃくちゃ斬られてぶっ倒れていた小林がいた。
「小林一体いったい何があった貴様なにをした」
花宮は芽吹に怒りの矛先を向けるが芽吹は冷静に対応する
「いやお前が俺を斬ってと思っていたが斬られていたのはこいつだ、後ついでに止血のツボ」
「おい貴様さっき一体小林に何をした」
「ただの止血だ。それより早く病院に奴を連れてけおいアス、サタン帰るぞ」
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