暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第十一話 最終決戦A 闇の書の最後
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「みんな!頼んだ!!」

俺がみんなにそう呼びかけるとそれぞれに声を返してくれた

有難い、それだけでがんばれる!

さあ、紡ごう。世界を変える詩を

今からすることを管理局に見られたらたまったもんじゃない

悪あがきだけど、やってみるだけはやろう

「かつて一人の少年がいた」

目をつぶり、意識を内面に集中させる

「その少年は異能の塊だった」

時折聞こえる雑音も全部カット

「周りからは恐れられ、迫害された」

みんなを信じて、現実から意識を切る

「しかし、絶望はしなかった。共に歩く人がいたから」

思い浮かべる風景は、やっぱりあのゲーム盤か

「今は会えぬその人に感謝を」

夜の海と砂浜だけの世界。孤独だった頃の俺を表す世界

「そして思い出の風景をもって、手向けとしよう」

ああ、そうだ。あいつはいつだってともにいるんだったな。ならこの1章節も加えよう

「共にいる、親友の約束と一緒に」

さあ、開け。ここが俺の世界だ

思い出の風景(メモリーズフィールド)!!」

目を開く

世界は海はそのまま、陸地だけが砂浜に変わっていた

みんな突然の事で驚いていたが事前に話していたため墜落なんてことはなかった

もうバリアは破けているらしい

なのは達がブレイカーを貯めている所だった

と、あれはクロノか?

クロノの周囲の温度が極度に下がってる

あれが、氷結系最高難度魔法

「凍てつけ!!」

エターナルコフィンか

ナハトヴァールに向かって氷結のビームが飛んでゆく

それは敵に当たり周囲に拡散されて行こうとするがその位置にはビットが待機していた

ビットにより反射されたビームはナハトヴァールに向かっていく

あれはそういう役割なのか

すぐにナハトヴァールは凍ったが見た感じすぐに動き出しそうだ

でも、ブレイカーまでの時間は稼げる。ならば

「借りるぜ、アルトリア」

俺は、アルトリアとのやり取りを思い出していた

ーー貴方はアーチャー、シロウを救ってくれました。だから、これを貸します。もう私は使わない、ならば貴方が真に誰かを守りたいときに使ってください

カケラを渡るときにそう言われて、それ以降、俺はアルトリアとのラインが繋がっていた

今が、その剣を振るうときだ

「かの気高き騎士王が持ちし剣。それは過去現在未来を通じ、戦場に散って行く兵士が、今際のきわに懐く悲しくも尊きユメ。栄光という名の祈りの結晶、それを星が汲み精錬した最強の幻想(ラスト・ファンタズム)斯くあれという思いが重なった、奇跡の真名は」

俺は、あの騎士王が手に持っていた美しい剣を想像する

それ
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