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【艦これ】くちくズ
第04話 任務:46センチ三連装砲を撃てぇ!
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「ダメよぉ、ダメダメ! ダメよぉぉ、ダメダメッ!! ダメったら、ダぁぁぁメぇぇぇッ!!!」

 陸奥はぷんすか怒りながら4人を追った。

 ――――――

 ――――

 ――

「ここならいいだろう」

 長門と雷電ゆは海に面しているコンテナ置き場までやってきた。

「いいだろう、じゃないわよ!」

 少し遅れてぷんぷんな陸奥が追いついてきた。

「姉さん、それに雷電ゆちゃん達、46センチ三連装砲なんて大口径主砲、くちくズな3人には持てないでしょう?」

 雷電ゆの3人は長門が装備している46センチ三連装砲を見つめながら、額に汗を垂らす。

「大丈夫なのです! さっきも言いましたが、3人の力を合わせれば可能なのです!」

 そう言って雷電ゆの3人は手をつなぎ、そして口を揃えて叫び上げる。

「合体だ!」

「ええ!?」

 ちょ、マジ!? な顔をする陸奥。
 そんな困惑する陸奥を尻目に、3人は飛び上がってガシーン! ガキーン! と合体する。

「2艦1艇合体! 雷電ゆ!」

 3人の背後で“ちゅどーん”という爆発が起こりそうなシチュエーションだが、辺りはシーンとした涼やかな静寂に包まれる。

「……合体? なの? これ?」

 陸奥は目を点にして3人を見つめる。
 雷電ゆの3人は雷を先頭にして、電は雷の肩を背後から掴み、電の肩をまるゆが掴んでいる。
 これはどう見ても、肩を掴む前ならえである。

「見事だ」

 長門はうんうんと頷きながら、ぱちぱちと拍手をする。

「なにこれ……」

 縦に並んでいる雷電ゆ、それを見て拍手をする長門。
 もう何が何だかな状態である。
 状況が把握でいない陸奥は口角をひくひくさせながら、ピキッと固まってしまう。
 そんな陸奥を尻目に、長門は合体したと言い張る雷電ゆの上に46センチ三連装砲を置いた。

“ずしんッ”

 物凄く重い。
 あまりにも重くて、雷電ゆの足が地面にめりこみそうになる。
 予想以上の重さに目をまんまるにする雷電ゆは、全身をぷるぷるさせながら顔じゅうを汗だらけにしている。
 そんな雷電ゆを尻目に、長門はスッと海を指差し、無言のまま撃てと言っている。

「ちょっとぉ! ダメったらダメぇ! そんなことしたら……」

 陸奥が言い終えるのを待たずに、雷電ゆは叫び上げる。

「雷電ゆ! 撃っちまぁぁぁぁぁすぅッ!」

“ずどごぉぉぉぉぉぉぉぉんッ!”

 物凄い爆音と共に、雷電ゆは後方におもいっきり吹き飛ばされてしまう。
 とはいえ、一番前にいた雷と、真中にいた電は、なんとかその場に踏みとどまった。

「ひゃあああああぁぁぁぅんッ」

 しかし一番後ろにいたまるゆ
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