暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第13話 非日常への入り口
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「そう、じゃああなた達のことが分かったところでそろそろ本題に入りましょうか。と言っても大体のところはもう想像がついているのだけれど」

 そう言うとリアス先輩はイッセーの方を向きながら言った。

「昨日あの場にいた彼の神器(セイクリッドギア)を狙って堕天使が現れ、あなた達がそれを撃退した。そういうことでいいのかしら?」

「はい、そうです。排除しようとしたその時に先輩たちの魔法陣が展開されてそっちに気を取られている隙に逃げられました」

 先輩たちは得心のいった顔をしていた。

「で、イッセー。神器(セイクリッドギア)はもう出せるようになったのかしら?」

「いえ、昨日は話だけで終わってしまったので……」

「そう、ではいい機会だわ。ここで出してみましょう。イッセー、手を上にかざしてちょうだい」

 ああ、これからイッセーもあの恥ずかしい儀式をするのね。私は1人で山の中でしたから良かったけど、こんな衆人環視の中ではさすがに無理かな? そして話は進んでいき……

「そして、その人物が一番強く見えるような姿を真似るの。軽くではなく強くよ?」

 笑っちゃダメだ笑っちゃダメだ笑っちゃダメだ。イッセーも顔を真っ赤にしてる。そりゃ恥ずかしいよね〜。

「ほら、早くなさい」

 ここでまさかの追い打ち。もう覚悟決めるしかないわよイッセー。

「ドラゴン波!」

「なってない」

「はい、全然なっていませんね」

「え!? なんで!?」

 ついにやった! と思ったら龍巳に白音、まさかのダメ出し!?



カッ!



 と、そんなことをしていたらイッセーの左手が光り始め、左腕に赤い籠手が装着された。これがあの……

「こ、これが俺の神器(セイクリッドギア)……」

「そう、それがあなたの神器(セイクリッドギア)よ。一度出せるようになればいつでも出せるようになるわ。ちなみにそれは龍の手(トゥワイス・クリティカル)。一定時間力を倍にすることのできる神器(セイクリッドギア)。残念だけどごくありふれたものよ。これを持っていた所為で堕天使に狙われるなんて、少々ツイてなかったわね」

「そ、そうですか。力を倍って、かなりショボ「違う」……龍巳?」

「違うってどういうことかしら? 龍巳」

「これ、まだ目覚めていないだけ。これ、ドライグ宿ってる」

「ドライグ? なあ龍巳、ドライグってなんだ? 先輩は知ってます?」

「い、いいえ。私も知らないわ。龍巳、ドライグっていうのは?」

 赤龍帝は知っててもその名前まではあまり知られてないんだね。

「先輩、ドライグっていうのは二天龍と呼ばれたドラゴンの片割れ、赤龍帝ドライグのことです」

「赤
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