暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第13話 非日常への入り口
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ど私ってもしかしてSなのかな? それだとちょっと悪いことをしたような……でもここでちゃんと言い聞かせておかないと将来困るのはこの娘たちなんだしここはちょっとキツくってもちゃんと分からせるべきだったのよ。だから私は悪くない。

「(彼女って朱乃並のドSなのではないかしら?)」

「(え!? 朱乃さんもあんなふうにSなんですか!?)」

「(私もあそこまではちょっと……)」

「(あそこまですごいのはそうめったにいないと思うよ)」

なんか先輩たちまだヒソヒソやってるんだけど。でもそろそろ戻ってきて欲しいんだけどな。

「あの……」

「「「「は、はい!」」」」

「お見苦しいところを見せてしまってすみません。そろそろ話に戻ってもいいでしょうか?」

「え、ええそうね。こっちもイッセーが聞いた話を詳しく聞いて間違いがないかどうか確認できたし、そろそろあなた達の話を聞かせてもらえるかしら?」

「はい。あ、でもその前に……あなた達、先輩たちに言うことがあるでしょう?」

「「「態度悪くしてすみませんでした!!!」」」

三人とも並んで綺麗な土下座だね。私もそこまでしろって言ってないんだけど。先輩たちもちょっと引いてるじゃない。

「え、ええ。その件に関してはもういいから座ってお茶でも飲みながら話しましょう? あなた達が悪い子じゃないってことも分かったし」

 うん、なんか雰囲気もさっきのような殺伐としたものじゃなくなったし、結果オーライかな? それにイッセーたちもお互い名前で呼び合うようになってるようだしこれならもう波風立たずに話せそうね。

「分かりました。じゃあまずは私から。私はまあ神器(セイクリッドギア)を持った普通の人間です」

「「「「普通の人間?」」」」

「え!? なんでそこで疑問形!? っていうかイッセーまで!? あんたは子供の頃からずっと一緒にいるんだから分かるでしょ!? なんでみんな目を逸らすのよ!?」

「いやだって、なあ?」

「うん。だって、ね?」

「あらあら」

「普通の人間はあんなに怖くないわ」

「……あれはしょうがなかったんです。この娘たちを真っ当な道に導くのがお姉ちゃんの勤めなんです。その為なら心を鬼にして怒る必要があるんです」

「途中から楽しそうだったけど」

「……」

「目を逸らすってことは自覚はあったようね」

 くっ! 反論できない! 確かに途中から少し楽しかったけど! でも怒らなきゃいけなかったってのもちゃんと本心なんだから!

「と、とにかく話を続けましょう! 私が神器(セイクリッドギア)を持ってるってのはそちらも分かってたんですよね? 木場くんを通して何度も部活に誘われましたし、私を下僕に狙ってまし
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