暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン -Need For Bullet-
-Bullet1-(対戦車)銃使いの少女
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思わなかったから補給は後回しにしてたのだ。

「どうしよ…………」

 突然、爆発とともにボスモンスターの身体が揺らぐ。

「RPG?!……まさか!」

『ヒャッホー!!姉御ォ!助けに来たぜ!!』

『おらやっちまえ!!!』

『『おらぁぁぁ』』

 次々とピックアップトラックやSUVが現れる。
 雨あられと銃弾やロケット弾、ビームがボスモンスターに浴びさられ、流石のボスもよろめきその足をゆるめる。

「あいつら……」
 ったく……っとアコードがハンドルを握りながらやれやれと首をふる。

「まったく……って姉御って呼び方ヤメロ!」

 ピックアップに乗った仲間達は聞く耳をもたず、足を止めたボスモンスターの周りをぐるりぐるりと回りながら攻撃を与えている。

「聴いてないし……アコード!ボク達も行くよ!」

「おう!」

 車を停止すると同時に助手席から飛び出てPTRD1941を車から引っこ抜くと、ボスモンスターを狙える岩場まで駆け出した。






「頼もしいね……ほんと……」
 対戦車ライフルを抱えて走っていくミウラとボスモンスターを囲み、絶え間ない銃撃を加えてる仲間達を見ながら呟く。

 ミウラと俺で立ち上げたこのスコードロンは総勢16人だが、稼ぎでは他の30人以上の中規模のスコードロンと比べてもトップクラスに入る。
 自動車を用いた高起動戦術がうちの特徴で、その分沢山稼げるが燃料代も考えると最終的な利益はそこまで多くない。
 まあ、それでも全員分の接続料を払って有り余るくらいあるが


 ミウラは数少ない女性プレイヤーでそれ目当てにこのスコードロンに入った奴もいるが、あいつの教育……の成果で変な事をする奴はいない。おかげで姉御とか呼んでいる奴もいるが……


 さてと……俺も行くか……

 後部座席のストレージボックスからMG3を選択し、装備する。
 ボンネットの上にバイポッドを展開し、フルオートで銃弾を叩き込む。

 この人数で叩いてる事もあって、ボスのHPはガリガリ削れていく。2段あったHPゲージは既にレッドゾーンまで達した。

 RPGなんかもどんどん撃ち込んでいるから、弾代が凄そうだな……

『あと一息!全員一斉射撃!!!』


 ミウラが無線にそう叫んだ時、ボスモンスターのギロリとした目がミウラをとらえる。


 ミウラのしまったという声が一瞬聴こえた気がした。


 ボスモンスターはその舌を目にも止まらない速さで50mくらい離れたミウラが隠れていた岩に叩きつける。岩は一瞬で砕け散り、ミウラの身体がぽーんと空中に放り投げられる。

『いやぁぁぁぁぁぁぁ!!』
 ゴキュリ…………

 皆が呆然と眺める中、その
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