暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン -Need For Bullet-
-Bullet1-(対戦車)銃使いの少女
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へと近づいてきていた。

 ありがたい。わざわざこちらから近づく手間が省けた。

 M93Rをホルスターへしまい、SKSを構える。
 セフティを解除し、スリングを左腕に巻きつける。こうする事で銃を安定させる事ができるのだ。

 えいっと一気に岩影から飛び出る。転げるように敵の攻撃を回避しそのまま膝たちの体制で構える。
 ビーム系の速射武器はほとんどの場合でクーリングタイム、チャージタイムが生じる。一瞬なら止まっても問題ない。

 すぅ……と息を吸い込み、照準を敵の弱点へと合わせる。
 はぁ……と息を吐き、引き金を絞る。

 照準が安定した瞬間を見極めて引く。

 ダンッダンッダンッ!

 3発の弾丸は歩行型無人兵器の脚部関節と、武器マウント基部に吸い込まれていった。
 動けなくすれば、あんなものはただの的に過ぎない。

 SKSを構えたままゆっくりと無人兵器に近づく。
 無人兵器はなんとか動こうとモーターを動かすが、空回りする音しかしなかった。

 装甲の隙間に狙いを定め、さらに2発。
 無人兵器は沈黙した。


「さっきの発砲音で気づかれたよね……」

 早く中に入らないと……

 こいつは数を残しておきたいけど、入れないんじゃ始まらない。

 補修されたようなところに近づくとコンコンと叩いてみる。

「うん……いける。」

 ガシャリと背負っていたカバンを下ろし、そこから小さめのコンビニ弁当くらいの大きさの粘土のような物を数個取り出す。

 敵に見つかりませんように。

 周囲を警戒しつつ、それを補修された外壁へと円型に並べて貼りけていく。そして貼り終わったそれに機械をサクサクと差していく。


「よしっと……」


 少し離れた所にある岩場に隠れ、携帯電話ほどのスイッチを取り出す。

 電源を入れると、ピッと貼り付けた物―C4爆薬につけられた起爆装置のスイッチも反応する。

 安全ロックを解除……スイッチを握り込む。

 ボンッ!という爆発音とともに、爆薬を貼り付けた形にそって壁が内側に倒れる。
 ようやく中に入ることができそうだ。

 砂煙が晴れるのをまち穴へと近づくと、暗いが中まで行けることがわかった。

「さーとっととブツを回収して帰ろ!」

 頭にかけていた暗視ゴーグルをつけるとSKSを構えつつ中へと進んでいった。






 依頼はこの船の中にある指定させた物品を回収すること。
 それは直ぐに見つかった。

 しかし、それを取り上げた瞬間けたたましい警報が鳴り響く。

 どこからともなく、ガシャガシャと先の無人兵器と同じ歩行音が響いてくる。金属の内壁に反響してその数はわからない。

「ヤバッ!早
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