暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第0章 平穏な日常と新たな家族
第10話 準備完了!
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よ〜〜し! 次やるときは絶対勝ってやる! 明日からまた猛練習だ!」

 ふふ、やっぱりこの諦めずに突っ走る精神ってのがイッセーの美点だよね。みんなもここに惚れたんだろうし。

「よし! 今日は火織のお祝いに全部俺のおごりだ!」

「ホント!? さすがイッセー、太っ腹! すみませ〜〜〜ん!! ここのデザート端から全部持ってきてくださ〜〜〜い!!!」

「うぉい!? いくら俺のおごりだからってちょっとは遠慮を……」

「「「ゴチになりま〜〜〜す!」」」

「ってお前らもか!? あ〜〜もうっ! 好きにしろ! 今日は特別だ!」

「じゃあこの後イッセーのおごりでカラオケ行きましょうか!」

「「「お〜〜〜〜〜!!」」」

「やっぱりちょっと待って〜〜〜!」

この日イッセーの財布がすっからかんになったのは言うまでもない。







水天逆巻(すいてんさかま)け! 捩花(ねじばな)!」

()え! 袖白雪(そでのしらゆき)!」

 今日も今日とて龍巳と次元の狭間で修行。黒姉と白音は少し離れたところで見学中。

 私は右手に水を纒った三叉の槍、左手に柄頭から帯が伸びた純白の刀を持って突貫する。槍を振ることで水を発生させ龍巳を取り囲み、刀の能力でその水を凍らせて龍巳を閉じ込める。身動きを封じたところででかいのを放とうとすると

「ふん!」

 龍巳が持った右手の黒い刀で真っ二つにされた。やっぱりこの程度じゃ抑えられないか。龍巳はそのまま飛び上がり

龍槌閃(りゅうついせん)!」

 大上段からの唐竹割りを放ってきた。私はそれを紙一重で後ろに下がって避けるんだけど

龍翔閃(りゅうしょうせん)!」

 振り下ろした刀の峰を片手で支えつつ今度は切り上げてきた。私は一気に距離を取り仕切りなおそうとするんだけど、彼女は左手のみで刀を持ち、切先をこちらに向けつつ刀を寝かせ弓を引き絞るようにして持つと

牙突(がとつ)!」

 開いた距離をモノともぜずに突いてきた! 私は眼前に水と氷の多重防壁を形成するけど彼女はそれを何も無いかのように突き破り突進してくる。私は慌てて横に避けて反撃しようとするけど……って牙突の次に繋げてくるのは!

「ヤバッ!?」

 私が慌てて屈むと私の首があったところを突きからそのまま横薙ぎに変化した剣筋が通り過ぎた。私は屈んだまま槍で彼女に足払いをかけようとするけど、彼女は一気に後退し距離があいてようやく仕切り直しになった。っていうか

「この間から思ってたけど真剣勝負でアニメ技のみ使ってくるのやめてくれない!?」

 私が言えた義理じゃないけどさ!? それと流派を統一せずに使ってくるとか節操無さすぎる!

 
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