第八話
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てヴァーリは俺に抱きつく。
「「「「「「っ!!!」」」」」」
はい、視線がさらに鋭くなりました……これってどう収拾つけたらいいの?
『ふわぁん!ドライグぅぅぅぅ〜会いたかったよ〜』
それに……なんかめっちゃ泣いてんな、白龍皇アルビオン。こんなドラゴンだったのか?
『ああ、もう。お前は本当に昔っから変わらんな……』
ドライグの言葉からアルビオンは昔からこんな感じらしい。
『それでねそれでね!』
『ほほぅ?そんな事があったんだな……』
なんか、ほのぼのとした会話になってるな。いつの間にか……。
「なあ、ドライグ。もういいんじゃないか?」
『むっ、そうだな。アルビオン、今日はこれまでだ』
『えぇぇぇ!?ぶぅ〜……』
ああ、俺の中の二天龍の風格がどんどん廃れていくんだが……。
「それじゃ、離れるね」
そう言って離れるヴァーリ。
「にしてもこの間からだけどね、抱きついてみてわかったけど結構鍛えてるんだね。無駄な筋肉がないよ」
「そうかな?俺としてもまだまだ発展途上なんだけど……」
「へぇ……ぜひ、戦ってみたいね」
その時、俺は確かに見た。ヴァーリの笑顔の中に狂気が見えた。
どういう事なんだ……?ここまでの狂気なんて……。
「それじゃあね、一誠君」
と、さっきの狂気は嘘のように朗らかに笑い、その場を去っていくヴァーリ。
俺にとっては問題が増えた事に悩まなければいけないのだが
「イッセー……いきなり何をしてんの……?」
「イッセーさん……ちょっと来てくれませんこと?」
「イッセー君……お話しない?」
「イッセー……一度きつく説教しなければいけないらしいな……?」
「イッセーさん……」
「イッセー……」
おいおい、何でゼノヴィアまで俺を睨む。というかアーシア、若干涙目になってないか?
そして事情を説明するのに数分掛かったのは言うまでもない…………そのせいで授業に遅刻しそうになったのも俺のせいではないと信じたい。
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