……『女子会以外特に無し、多分』(ユウキ視点)
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私の名前はユウキ。
もう散々名前を聞いてるし、ちょくちょくと私が前回で描写されていたからもう分かるわね?
この作品の主人公で色々と空気な感じになっているし、何故か他の子達に喋れない提督と思われている。
別に、私は喋れない事は無い、結構饒舌な方だわ。
だけど、私の双子の姉であるアリス以外誰も私の言葉が聞き取れないのよね。あまり苦労してないから別にいいけど。
取り敢えずそんな事はどうでもいいわ。
今現在の時刻は夜。大体21時くらいね。
私は司令官室で、双子の妹のアリスと一緒に資材管理や書類整理等の仕事をしていた。
それから少しすると可愛らしい私の自慢の妹のアリスは、どうやら疲れきったみたいで机の上で熟睡しているみたいで、両腕を枕にして顔を乗せて寝ている。
この寝方は姿勢が良くないし、腰に負担が掛かってしまうから出来たらやめた方が良い。
私は気持ちよさそうに眠っている彼女を起こすのに若干心を痛めるが、腰が痛くなってしまうよりかはマシだと思い、アリスの肩を優しく揺する。
「う……ん? あっ…… ユウキ、ごめん!」
アリスは自分だけ寝ていた事を申し訳なく思ったのだろう、すぐに目を覚ましたら慌てて謝った。
私は少し微笑むと彼女に首を振る。そして、そろそろ時間だし、それにある程度の書類の纏めや資料集めは終わっているのだから今日は早めに歯を磨いて寝なさいっと言う。
「ユウキはどうするの?」
本当は私はまだやりたい事が残っているが、私が自分一人で働いていると気を使わせてしまう。
うーん。仕方ないわね。
私は彼女の問いに頷き、えぇ、私も寝るわっと答える。
それから数分後。
私達は歯磨きや、布団出しを済ませて、ようやく寝る準備が出来た。
「それじゃあぁぁぁ、おやすみなさぁぁぁ…… がくっ……」
アリスは幸せそうにそう言うや、それはもう駆逐艦並のような速さで眠りに入った。
なんだろう、本当は彼女が寝ている隙に仕事でも進めようかなって思っていたけど、何だかアリスを見ていると気持ちがほっこりして眠たくなってきた。
私も寝ようかしら? そう思ったその時。
コンコンっと控えめなノックが扉から聞こえてきた。
私は立ち上がると、扉の方まで歩き、ノブに手を掛けてゆっくりと回す。
そして、扉を開いた。
扉を開けた先には、初霜が立っており、湯気の立っている暖かそうなお茶を三つ乗せたお盆を持っていた。
両手を持ってノック…… 一体、どうやったのだろう?
もしかして、魚雷管で叩いた?
「ユウキ司令官、お茶が入りました」
ともかく、私は頭をぺこりっと下げて扉を開けつつ、彼女を中に入れる。
初霜はお盆を机に置いて、振り向
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