……『女子会以外特に無し、多分』(ユウキ視点)
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なく、本当の事を言う。
その時、響が少し驚いた表情で私を見て、
「ユウキ司令官がアリス司令官に甘える……? 信じられないな」
っと呟いた。
『いや、甘えてます。ごめんなさい、現に二人でずっと寝ているわけですし…… 電も知っている筈だわ』
「Хорошо(ハラショー、了解)」
『素晴らしい?』
「了解って意味だよ、勿論素晴らしいって意味でもあるけどね」
「知らなかったわ」
初霜は彼女の説明を聞いて「なるほどね」っと関心しながら頷く。
アリスのインド神話の件でも何故か知っていたし、もしかして知識欲が旺盛なのかしら? 鳥海と霧島っていう参謀二人の次に場合によっては新たな参謀が生まれそうね。
「あ、そろそろ時間ですし、私はクジを引いて部屋へ戻りますね」
暁は初霜が持ってきた抽選箱を興味津々に見ると、
「くじ?」
っと不思議そうに尋ねた。
『本当は秘書艦は電さんがやっていましたけど、他にも秘書艦をやりたいって子が多くてそれで、秘書艦になった人が一日秘書の仕事をやれば、終わり頃に次の子に秘書艦をやらせる為、それを抽選するくじを引いて貰う事にしてもらってるの』
昨日は那珂ちゃんで、割とうるさかったわね。
アイドル活動は司令官室では無く、甲板の上でやってほしいわ。ただ、誰かの酸素魚雷が飛んできても文句は受け付けない。
「へぇ、という事はこの私にも秘書艦になれるチャンスがあるのね!」
『そういう事よ』
「それじゃあ、引くわよ」
初霜がそう言うと、暁が固唾を飲んで見守る。
「えい!」
っと初霜が気合を入れて箱から一つの折り畳まれた紙を取り出し、それを恐る恐る開くと、そこには……
『ジャマイカからやってきた金剛型一番艦』
っと書かれていた。
凍り付く私と三人。
そして二度見をする私。
『ジャマイカからやってきた金剛型一番艦』
まさかオチが無いだろうと思われたこの女子会のようなお話に、こんなわけのわからない爆弾を仕掛けられても正直困るわ……
えっ? まさか本当にこれで終わり?
オマケ
「おっと、俺は『金剛』じゃねぇ。「ジャマイカからやってきた金剛型1番艦」だ。そこんとこ、よろしく頼むぜ?」
「ユウキ、これは一体何?」
「……」(知るわけないじゃない)
「え、えっと、よよヨロシクオネガイシマス……」
「Yah-woman 、シスター! 何やら緊張しているみたいだが、安心しな」
(どうしよう、何を安心すればいいのかさっぱり分からないし、安心出来ない……!)
「まあ、ともかく俺が『金剛』だとあいつに迷惑かけちまうからな……。長ければ『ジャンゴウ』とでも呼んでくれ、姉妹」
「は、はい。ジ
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