……『女子会以外特に無し、多分』(ユウキ視点)
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しいから、今では慣れてたりする。
数分後。
「アリス司令官、幸せそうに眠ってるわね〜、可愛いわ」
「こうして見ると私達と同い年に見えるのです」
雷と電は布団で眠っているアリスの顔を覗き込みながら、きゃっきゃっと二人で楽しそうに会話している。
「本当よね! あ、服がはだけ…… 胸が……」
「装甲が薄いのです」
「しかもこれ……パッド?」
「はわわ、雷ちゃん、それは取っちゃだめ!」
彼女達の話を聴くと思いっきり、私の胸に来るものを感じるのは気のせいかしら?
いや、気のせいじゃないでしょうね、だって双子だから…… 身体の作りは似ているわけですし……
「はにゃぁぁん…… プリン美味しい……」
「初霜、お茶ありがとうね」
「いえいえ、おかわりが欲しい時は言ってね?」
「ユウキ司令官は寝らないの? もし、寝たくなったら私が膝枕してあげるわ!」
「すーすー……」
「あれ、電寝てるね?」
響に言われて気づいたが、電はいつの間にか夢の国に旅立ったのか、微かに寝息を立てて丸まって寝ていた。
「あらら、提督を見ていたらきっと眠たくなったのね」
『仕方ないわね、どうせ掛布団は二人で寝るには広すぎるぐらい大きいから、アリスの隣で寝かせましょう』
私はそうスマホに打って、初霜に見せると、彼女は「分かったわ」っと快く頷いて、床で寝てしまっている電を掛布団の上のアリスの隣に寝かせて、アリスの毛布と布団をその上にかぶせてあげた。
「これで良し」
「い、電だけずるいわ……! 私も司令官の傍で寝てみたいのに……」
雷は少し頬を染めて、小さくそう可愛らしく呟いた。
どうしよう、本当はアリスの隣は私のポジションだけど…… 電だけ特別に寝かせるのも悪いから…… 仕方ないわね。
それに、自慢の妹がここまで慕われているのも満更でもない。
『別に寝たいなら寝ても良いのよ、雷?』
「えっ!?」
私のスマホの文を見て彼女は一瞬だけ顔を輝かせる、しかし、私を見てからバツが悪そうに答えた。
「や、やっぱりやめておくわ、だってユウキ司令官の寝る場所が無くなりそうだし」
『そんな事は無いわ、雷が寝たところで全然有り余ってるし大丈夫よ』
「ほ、本当? じゃ、じゃあ、部屋から自分と電の枕持ってくるわ! ユウキ司令官! ありがとうね!」
彼女はそう嬉しそうに言うや、雷のような速さで、扉を開けて自分達の部屋へ向けて走っていった。
「金剛さんもそうですけど、あの子もアリス司令官を慕っていますよね」
「私はユウキ司令官が良いわ、だって、おしとやかでレディーっぽいんですもの」
『そんな事無いわ、だって私もまだアリスに甘えたりするもの』
暁の褒め言葉に、私は満更でも
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