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ルドガーinD×D
第十三話:これぞ青春?
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たりしたりするだけでいいのだが

今回の子は少しでもトマトが入っていると気づくトマトレーダーの持ち主だったのだ

度のつくほどのトマト嫌いなのに何故か服装は真っ赤という少年で

父親もトマト嫌いというトマト嫌いのサラブレッドだった

その子のお母さんも何とかしてトマトを食べさせようと色々試行錯誤していたらしいのだが

結局ダメで最終手段として悪魔の俺たちに頼ってきたということだ

色々と考えた結果あのエルですらトマトが入っていると気づくことがなかった俺の最高傑作

トマト・ア・ラ・モードを作ることにした

ちなみにお母さんはもうこれでもダメなら

最悪父親もろとも催眠にでもかけて貰って無理やりにでも食べさせようと思っていたらしい

……そこまでするだろうか普通?

まあ、結果としては俺のトマト・ア・ラ・モードの前に彼のトマトレーダーは敗れ去った

この時ばかりは彼の両親と一緒に手を取り合って喜んだ

父親に至っては「成長したな……―――」なんて言って号泣してたぐらいだ

……そのあと奥さんに子供が食べたのだからあなたもと言われて

生のトマトを口に詰め込まれて気絶していたが……

まあ、いろいろとあったが無事依頼を達成して対価の『闇鍋』のレシピを貰って

部室に戻ってきたんだが――

「もう、お外に出たくないですうううううっ!!!」

「ギャスパーすまん!!あの人の趣味を考慮してなかった俺が悪かった!!!」

「イッセーは悪くはないわ……まだ外に慣れていないギャスパーを依頼に同伴させた主である私が悪いの」

どうしてギャスパーの部屋の前でイッセーと部長は謝っているのだろうか?

イッセーに至っては扉の前で土下座してるし

「部長、何があったんですか?」

「ルドガー!?……実はギャスパーに外に慣れて欲しくてをイッセーの依頼に同伴させたんだけど――」

「依頼主が大の男の娘好きで暴走しちまったんだ……」

「それは……辛かったなギャスパー……」

「うううううっ!!もう嫌ですうううううっ!!!」

ああ…完全に前の引きこもりに戻ってるな……何とかしないとな

「部長……ギャスパーのことは俺に任せてくれませんか?」

「ルドガー……ええ、お願いするわ」

「俺からも頼む」

「ああ」

さてと、まずは――

「お腹減ってないか?ギャスパー」

腹ごしらえからだな

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