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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
28話
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自身が散々悔いてこんな様になってるんだ、俺から兎角言う事はないぞ。強いて、俺から言う事があれば、さっさと元気になって働けってことだけだ」




「へぇー生きてた人間がいたんだ」
病室を出て、エレベーターを待っていると何処にいたのかイザナミが声をかけてきた。どうやら、また思考を同期させて記憶を読まれたようだ。
「それにしても嬉しそうだね、マキナ。 ちょっと、あの人間に嫉妬しちゃうな」
物騒な事をいうな、お前の嫉妬なんて殺意と変わらんだろうが。それにアリサはメインキャラだ、お前も手が出せんだろうに。
「ふーん、じゃあ最後は殺していいかな?」
おい、それは本気で怒るぞ?
「ちぇ、ざーんねん、でもあんまりマキナがあの人間に優しくすると、私も我慢できなくなるかもしれないよ?」
はいはい、要するにもっとお前に構えということだな。物騒な事を言わず、さっさと要点だけ言えばいいだろうに。
「ふーんだ、私だって直接言うだけじゃないんだよ。じゃ、ちょっと付いてきてよ」
勘弁してくれよ、さっき帰ってきたばかりなんだぞ、俺。少しくらい自分の部屋で休ませてくれよ、流石に疲れたぞ。
「大丈夫、私の用事もすぐ済むからさ」
……はぁ、分かったよ。すぐ済むってその言葉、信じるからな。
「あはは、信じていいよ」
そう言ってイザナミは俺をエレベーターに乗せて、ゴッドイーターの住んでいる区画に連れていった。この辺りは監視カメラやらがあって警戒せずにはいられないんだが、イザナミは勝手知ったる様子で進んでいく。
そして、奥の方の部屋のドアを開けて、中に入るように誘われた。
「おいおい、流石に監視カメラまみれの部屋に入りつもりはないぞ?」
「そんな声に出してまで言わなくても大丈夫、全部壊したからさ」
そうかい……で、お前の部屋に何があるんだ?
「ざーんねん、私の、じゃなくて私達のだよ?」
は?
「廃ビルのマキナの部屋にあった荷物は、ぜーんぶ持ってきたよ」
何を言ってやがるんだこいつは!?
「あ、部屋の広さは大丈夫だよ。間の壁を壊して二部屋分の広さにしたから、心配しなくてもいいよ」
……ってことは、何か?毎度毎度帰ってきたらこいつと顔を合わせろってことか?
「そのとーり」
……最悪だ。
カムバック、俺のマイルーム……











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