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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
演習
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じいさんに聞いたのは表面上の俺の情報か。
これなら実力については知らないみたいだし……)行くか…」

「その余裕……すぐに無くしてやるってばよっ!!」

数瞬、足に力を溜め、そして黙々と本を読み続けているカカシを目掛けて閃光のごとく迫った。

「っ!?」

「ヘッ!どうだ!」

一瞬でカカシに肉薄したナルトは、
カカシの顔面に拳を当て、
ユウジはその際に離してしまったカカシの本を蹴りで2つに引き裂いた。

明らかに下忍離れした動きを見せたナルトとユウジに、
一時カカシは驚き固まるも、咄嗟の判断で上体を右に傾けることで直撃は回避した。
しかし、左手に持っていた本を手放してしまった為に2つになってしまった本は空中を舞ってそのまま地面に落ちた。

「ああ!?まだ最後まで読んでなかったのに…
ぁあぁ……真っ二つ……」

「チョーシ扱いてるからだってばよー!」
「本は犠牲になったんだ……合掌」

カカシは俯き、両拳をワナワナと震わせている。

「お前ら……許さん……………許さんぞぉ!!」

「自業自得だってばよ」
「責任の擦り付けは大人のすることではないな」

「うるさい!お前らには……特にユウジには絶対に弁償させてやるからな!!」

「えー……まぁ、この演習が終わったら直してやるけど…」

「本当だな!?覚悟しろよ!」

先程までとは打って変わってカカシは俺達に殺気をぶつけ、
額当てを擦り上げ、左の赤い瞳、写輪眼で睨み始めた。

「うわ…あれってイタチの兄ちゃんの…」

「はー、中々面白そうな目だな……よし」

『ラクス、アカシック・レコードに接続。
あの目について調べろ』?

『了解…完了。
写輪眼。
対象の動きの把握及び、反応速度の向上。
進化する目とも言われ、主にうちはの一族特有の瞳です』

写輪眼……ね。
反応とかは抜きにして、俺も使おうかな……格好いいし。

『後で習得方法調べといてくれ』

『了解』

「水遁、水流弾!」

「よいしょぉ!」

バシャァ!

カカシの出した濁流に、ナルトが拳を振りかぶる。
水はそのまま拡散し、かきけされた。

「なにぃ!?」


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