全国10カ所の妖気
東方変形葉41話「沖縄・SSSの妖気主」
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った。
「・・・本当に大丈夫なんだよね?」
蓮子が訊いた。
「ああ、少なくとも絶対に死なない。」
「・・・わかったわ。私たちはあなたが元気で帰ってくるって信じてるからね。」
蓮子は、元気いっぱいの笑顔で言った。
「メリー、よろしく頼む。あっちにいる間は俺が守るから。」
「・・・ええ。こちらこそ。」
メリーは、大人びた顔で微笑んだ。
「2人とも、よろしくね。」
「まかせて!裕海様が危なくなったら絶対に助けるから!」
「私も!裕海様を全力で助ける!」
人形たちも笑顔で言った。スキマを開き、沖縄へ向かう。
沖縄はかなり暖かい。さっきまでの寒さが嘘のようだ。
目の前に『ここからの立ち入りを禁じます』と書かれた赤い看板があった。かまわず俺達はその先へ入って行く。
ハブが出ないように、神力をちらつかせる。近づけば必ず痺れるような神力を。
「見えたわ。あそこよ。」
メリーが指を指した。一見ただの森のように見える。“境界の可視変化”を使うと、かなり大きな境界があった。
「ありがとう、メリー。家に帰って待ってて。」
「ええ。必ず帰ってくるのよ。」
そういって、スキマの中へと入って行った。
「・・・さてと、2人とも。いい?」
「うん!」
「いいよ!」
そして、境界の中へと入りこんだ。
目の前には、成人男性の姿があった。
『・・・誰だ?』
「葉川裕海。お前を消しに来た。」
そういうと、男は高笑いをした。
『はははははははは!変な人間もいたものだ!境界を見ることはできるようだが、私を倒すことはできぬわ!』
そういって、赤黒い柱を飛ばしてくる。かわしながら、相手の様子を見る。
『ふん、よく避けられたとほめてやる。だが、ここまでだ!』
赤黒い手が何本も飛んでくる。この威力で、これだけ連発できるということは、やはり強大な力を持っている。
遊戯「スキマ遊び」
“威力の変化”をいじった弾幕や光線が飛び交う。しかし、それらの影響を受けている様子は見受けられなかった。
「くっ!なんて力だ!『霊撃』!」
手を合わせ、青白い光を爆発的に放つ。赤黒い手はすべて吹き飛んだ。と、一瞬で赤黒い柱が飛んできた。
「『金剛結界』!」
ガードを張る。強度に特化したこの結界は、安々とは壊れない。
しかし、何度も攻撃を受け続けるには多少不利だ。
変化「恐怖と幻の夜」
奇妙な目がいくつも現れ、無数に光線を放つ。
『無駄だあ!』
さっと手を横に振る。すると、光線はすべて吹き飛んでしまった。
「“封印の変化”!」
『なっ!?』
妖力を短時間封じる。しかし、それでもかなりの力を持っていた。
一瞬で俺の傍に詰め寄ると、鳩尾に蹴りを入れてきた。
「がっ!!」
かなり痛い。しかし、小さな結界を張
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