原作が始まった訳だが……どうしよう
27話
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て、こんな雰囲気の中でアラガミを狩らなければならんのだ?
まぁ、ゴネたところでどうしようのないんだがな。
「あの、ブリーフィングはいいんですか?」
藤木コウタがそんな事を聞いてきたが、お前らの雰囲気でそんな物に意味があるのか?
「いらん、俺に戦術を求めるな。お前はソーマ・シックザールと組んでいつも通りやってくれ、俺は単独行動以外はお前らより経験はないんだよ」
「はぁ……」
「それに急に初対面の俺と連携しろと言っても無理だろ?それに本音を言ってしまえば指示とか面倒だ」
「随分ぶっちゃけますね……」
悪かったな。そもそもこういった類の団体行動が嫌だからこその単独部隊でもあるんだから、俺に普通の隊長をやれというのは見当違いなんだよ。
えっと、今日の任務はコンゴウ二体か……こいつらだけでも問題ないんじゃないか?……本気で帰りたいな。
「なぁ、あんた」
「ん?なんだ、ソーマ?」
「あんた、あの人と同じなのか?」
あの人?……ああ、イザナミか。確か、一時期ソーマと組んでいたとイザナミが言っていたな。
こいつはゴッドイーターよりもアラガミ寄りの存在だからこそ、俺の体がアラガミだって事にも気付いたのか。
「ああ、あれと同じだ。だが、立場は違うから安心しろ」
「……そうか」
「あの人?誰の事だよ、ソーマ?」
「……さぁな」
コウタはイザナミが気になったようだが、やめておけ関わっても疲れるだけだ。それに人間には極端に手厳しいからな、あいつ。
「マキナさん、あの人って誰なんですか?」
「関わると疲れる残念な美人だ」
「……確かにな」
お、ソーマが笑った。成る程、こいつもイザナミの被害を受けた一人なのか。何だろう、激しく親近感が湧くな。
「美人!?マキナさん、紹介してくだだいよ」
「やめとけ、ロクな事にならんぞ」
その後、イザナミの事を知りたがるコウタを諌めながら目的地行きの車に乗り込み、大雑把な作戦の流れを説明する。二体のコンゴウの内、片方は俺が仕留める。その間に残りをコウタとソーマで仕留めてもらう、何かしらのイレギュラーがあれば信号弾を打ち上げるよう指示した。
どうやらこの指示は神薙ユウがよく提案する作戦と同じらしく、二人はすぐに納得してくれた。最初はユウの提案は却下されていたようだが、二三回共に戦うことでその力を見せつけて納得させたらしい。
「じゃあ、俺はこっち側のを仕留めるから、お前らはあっちを頼む」
「「了解」」
さて、じゃあさっさとコンゴウを狩るとしよう。立場上仕方がないとはいえ、神機をわざわざ使わなければならないというのは面倒だな。
神機は下手に力を込めると壊れてしまうし、攻撃力も殴った方が上なんだが、使わなければ傷がないと言って整備の奴らに怪しまれるからな。
流石に
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