第七話
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入学試験?必死で勉強させましたよ?元々知識は結構あったみたいだからそんなに苦戦はしなかったけどね!
それとゼノヴィアはゼノヴィア自身の強い意志で俺と一緒に暮らしているのだが……あんな感じで少しずつアーシアと交流して、友達になりたいとゼノヴィアから歩み寄っているのだ。
まあ、ゼノヴィアからは「あのグレもリー眷属の男とは友達にはなれんかもしれん」って呟いてたのを聞いたんだけど……多分あのバカだろうな。
【ピリリリ…ピリリリ…】
ん?電話?
クレアは受話器を取る。
「はい、兵藤ですが……ああ、はい。わかりました」
クレアはそう言うと俺に受話器を渡してくる。
「イッセー。あんたに電話よ。サーゼクスさんから」
「サーゼクスさんから?」
俺は受話器を受け取り耳に当てる。
「はい、一誠ですけど……」
『ああ、イッセー君だね?』
そこから聞こえてきたのは聞きなれた男性の声、サーゼクス・ルシファー……現四大魔王の一人からの電話だった。
なんでも近い内に駒王学園で三大勢力による会議が行われるらしい。
『それでリアスは未だに君の事を信用していないようでね……そこでなんだが……精霊王達との戦い……世界終末の日に関して話をしてもいいかい?』
「俺はいいですけど……説明をするとなると元素精霊界に関しても説明しないといけなくなるんじゃないですか?」
『確かにそうなのだが……しかしリアスが君の事を信用するには……』
「信用なんかいりませんよ。俺は俺で勝手にやってるだけなんで」
『しかしだね……』
くそ、このままじゃ説得に時間を割いちまうな……仕方ない、奥の手を使うか。
「……そういえば、そろそろ授業参観だったな」
『なん、だと……?それは、本当、かい?イッセー君……?』
予想通り、食いついてきた。
「ああ、本当だけど……?」
『ああ、何てことだ……なぜリアスは知らせてくれなかったのか……」
そりゃあ、あんたみたいなシスコンに来てほしくなかったんじゃないですか。
とは言えなかった。
だって言ったら……この人、無駄に落ち込むんだもん。
「まあ、とりあえずもう切るぞ?」
『ああ、大事な事を知らせてくれてありがとう、イッセー君!グレイフィア!!すぐに人間界に行く準備をするよ!!』
電話を切る前にそんな声が聞こえてきた……グレイフィアさん、キツいだろうな……。
そういえばこっちに来るって言ってたけど……もしかして、あの人も来んのかな?
…………来そうだな、あの人も大概シスコンだからな。
その日の夜……俺は自身の中に潜り、レンさん達に会っていた。
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