暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-C砕け得ぬ闇の使徒〜Star And Thunder〜
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「ごめん。自分(きみ)を相手に立ち止っているわけにはいかないんだ。また私の友達とこの街を危機に陥れようとするあなた達は・・・居てはいけないんだ!」

ソニックフォームでのヒットアンドアウェイ戦法。あらゆる方位からマテリアルへと斬りかかる。マテリアルは慌ただしく私の攻撃を防御するけど、徐々に「なんでー!?」掠ったり直撃を受けたりするようになってきた。どうやらマテリアルはソニックフォームへの換装が出来ないみたいだ。

「ひ、ヒキョーだぞ! 正々堂々たたかえー!」

ガオー、と咆えるマテリアル。まさか卑怯って言われるなんて思わなかった。そしてマテリアルは「くっそー!」って悔しげに叫んで私から逃げようとした。空から地上に向かって降下、ビルとビルの間を縫うように飛んで行く。
私もすぐさま降下してマテリアルを追翔。マテリアルはビルの陰を利用して飛んで行くから視界に収め続けにくい。しかも時折、「電翔弾!」プラズマバレットを何発と発射して妨害してくる。

(これは逃げているんじゃなくて、戦場を移し替えようとしている・・・?)

機動・速力の優位性を崩す方法。それが広い場所じゃなくて狭い場所への変更。狭ければ狭いほど、機動力や速度が殺がれていく。となれば、袋小路に迷い込まされるより早くマテリアルを捉えないと、また勝敗の着かない相殺戦になっちゃう。

「っ、しま――っ!」

マテリアルを追ってビルの角を曲がると、そこには砲撃の発射体勢で待ち構えていたマテリアルが居た。

「くぅらえぇぇーーーッ、雷刃爆光破!!」

マテリアルの前面に展開されていた魔法陣の放射面から雷刃爆光破――プラズマスマッシャーが放たれた。ソニックフォームでの直撃は撃墜確実。「くっ!」移動先を確認しないまま全力で宙を蹴って飛んで回避。直後に足元を砲撃が通過して行った。

「・・・っと!」

ビルの側面に着地。すかさず砲撃発射後のため膠着しているマテリアルへと突進。ハーケンフォームへと変形させた“バルディッシュ”による一撃――ハーケンスラッシュを「はぁぁぁぁ!」与える。マテリアルは「そんなー!」って悔しげに声を上げながらコンクリートの地面へと落下、叩き付けられた。でも今の様子からしてまだ倒れてはいないはず。だから・・・!

「バルディッシュ!」

≪Load cartridge≫

カートリッジを2発ロードして、空いている左手の前――魔法陣を地面にめり込んで倒れたままのマテリアルへと向ける。

「トライデント・・・スマッシャァァァァーーーーーッッ!!」

魔法陣の中央から1本、続けて上下に1本ずつ、枝分かれするように3本の砲撃がマテリアルへと向かって行って、着弾点であるマテリアルに着弾する直前で結合して反応を起こし、雷撃を伴う大威力の爆
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