主人公として恥すべき事だが俺は、憎しみを以て、貴様らを殺す!!! by夜集阿 聖斗
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ンも俺のダチで仲間だ!! 国王の爺も俺の中では戦友だ!! それに手を出したテメェだから俺はキレてる。いや、寧ろ敵として憎んでると言ってもいい。」
「だから」と続け、目にありったけの凄味と気合を込めて
「俺は、憎しみを以て貴様を殺す!!」
辺りを静寂が支配する。
皆が呆気にとられたような顔で俺を見てる。・・・・・あ、皆では無かった・・・。
オッサンは馬鹿にしたように肩を竦めてる。止めてくれよクサい事言った自覚はあるんだから・・・。
んで、サリナとネーナさんは頬を染めて黙りこくってる。だから、恥ずかしい事も理解してるよ!! 視線が熱を帯びてる理由は知らんけど!!
「ふ、ふんっ、どんなに粋がったところで、貴様の精霊は最早武器を持っていないし、そもそも人質がいる以上は何も出来まい!!」
「はは、ホントにそう思うか?」
「何?」
・・・・何だコイツ、マジで分かってねぇのか。
俺が何もせずに無意味に挑発するわけないじゃん。
「ま、分かってないならいいよ。それよか、頭上注意だ。」
その言葉に野郎が反応して上を向くのと同時に、落ちてきた戦車の剣の刃が野郎の肩を貫いた。
「ッ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?」
「ちっ、微妙に狙いが外れて肩になったか。まぁでも、その位置だったら神経はイカれただろ?」
尋ねると言うよりは確認。既に野郎のナイフを持ってた腕は力なく垂れ下がり、ナイフも手から落ちてる。
「俺の銀の戦車の刃は、取り外して敵に放つことが出来るんだよ。さっき地面に叩きつけたのは演技だ、演技。」
ま、頭には行かなかったけど、無駄な殺しを回避する結果になったからいいかな。
さっきは殺すとか言ってたけど・・・。
まぁそれは兎も角、終いだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁ・・・・!! お、お願い・・・許して・・・・!!」
「お前は、そうやって命乞いするニンゲンを助けるのか?」
その言葉で絶望にそまる首謀者野郎。心配しないでも殺しはしねぇよ。
「お前は俺の怒る事を全部したんだ。おまけに差別行動もメッチャしてるな、メッチャ嫌いなんだよそれも。さぁ、話しは終わりだ。怒らしたらマズイ奴を怒らしたことを、後悔しな!!」
今度こそガキを捨てて逃げる野郎。周りを見たら既に仲間も魔術師の赤にあらかたやられてて、助けに入る余裕もなさそうだ。
フィニッシュだ。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!! 山吹色の波紋疾走ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!」
「オォグアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!」
奇声を上げて森(何とか全焼は免れた)へと吹き飛ば
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