第3話 俺って一応人間だよな
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緒に行うのはよろしいかしら?」
ああ、ギーシュの件がなくなったから、彼氏と間違えられても、とりあえずは問題ないと考えているんだな。卒業までに、また彼氏を作った時に、どうなるかまでは思考がまわっていないのだろうが、モンモランシ―の恋愛事情にあまりたちいるの必要もないと考えて
「ええ、喜んで一緒に行わせてください」
「それはよかったわ。それで相談なんだけど、今度の虚無の曜日から、トリスタニアへの化粧品店の往復をつきあってもらうのと、薬草集めに協力して」
「トリスタニアに行くのは構わないのですが、薬草集めは、今度の虚無の曜日ではなくて、その次からではいけませか?」
「あら? なぜかしら」
「ご存じのとおり、魔法衛士隊で騎士見習いをしていましたから、住んでいたのもトリスタニアで、父と兄と一緒だったんですよ。それで、俺の実験道具は扱いきれないとのことで、かたずけにこいと手紙がきてましてですねぇ」
「それならしかたがないわね。行くのは荷物があるから一緒にきてもらえるとありがたいけれど、化粧品店へよったあとはわかれましょう」
「できたら、俺の父にもあっていただけませんか? 父がどういう貴族に使い魔と召喚されたのか、挨拶をさせていただきたいと、手紙には書いてあるのですよ。まあ、できればの話ですが」
少しばかりモンモランシ―は考えてから
「挨拶をするのは時間があえば、よってあげるわね。ただ、挨拶だけよ」
「そうですね。そんなものでよいかと思います。あと、興味があれば、実験室も覗いてみませんか? 全部はさすがに魔法学院にもってこれなさそうですので」
「そんなに多いの?」
「多いというより、今となっては入手がしづらい魔法装置なんかもあるので、魔法学院でなくて、自領の倉庫に送り返すつもりなんでしょう。俺自身が長男だったら、それをもってこれたかもしれませんが、次男ですからね」
「わかったわ」
「それでは今度の虚無の曜日というと明後日ですよね。明日、もしくは今日このあとはどうしますか?」
「そうね。ここで実験している内容でもみていくかしら」
「いいですね。ワインを飲んでからでも」
そのあとは、どちらかというと、お互いの水系統の魔法薬の知識の確認をしながら飲んでいるという感じになって、ワインがきれたところで、
「よければ、そろそろ、説明していくわね」
「ええ、香水はわかりますが、あとはここからだとよくわからなかったので、お願いします」
立ちながら簡単に説明していくモンモランシ―の話をきいて、一角をさけているのに気が付いた。
「こちらはなんですか?」
「えー、そのー、そう。薬草を乾燥させたりしているのよ」
まあ、たしかにそうだけど、異彩をはなってい
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