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MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第十九話
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は、民間人の犠牲を最小限に押さえるのが、我々メビウスの腕の見せどころだ」

「そうですね。ザクUF2型だけでも、9000機。ザクURー1型1000機。ザクキャノン、3000機。グフ、400機。グフ・カスタム、150機ですからね。此れだけあれば民間人が後方に居ても、被害を押さえられるでしょう」

ギニアス大佐も連れてきた兵力を考えて、犠牲を減らす事を第一と判断したようだ。

「不動閣下。ギニアス大佐。舞鶴基地が見えて来ました」

オペレーターの女性がそう伝えてくる。
外を見てみると、いつの間にか陸上が近づいてきていた。

「あそこが舞鶴基地ですか。大きい基地ですね」

「そうだな。一応帝国海軍の、主力戦艦達の帰航基地だからな。それは、大きいさ」

そう。佐渡島ハイブ攻略作戦(甲21号作戦)の時に、活躍した帝国連合艦隊、第2戦隊と第3戦隊が所属しているんだからな。大規模基地じゃなければ困るよな。戦艦かなりデカイしな。

「機関停止。不動閣下。本艦は、舞鶴基地に入港しました。基地司令部からの、管制に従い陸上に上陸し、待機場所に到着しました」

「分かった。ご苦労だった」

「は!ありがとうございます」

操舵手に礼を言うと、元気に敬礼してくれた。
そのまま自分の席に座る。ギニアス大佐が秘書官に珈琲を出すように、指示をしている。

「さて、日本帝国に着いたが暫くは待機かな?」

「そうですね。先ずは、メビウスの将官クラス会議を開かなければなりませんよ」

「はあ。休みは無しですか」

ハア〜と、ため息を着く。また会議ですか。まあ、大切な事なんだけど、少し位は休んだって良いじゃないか。
ギニアス大佐は、苦笑いをしている。
そこに、先程のギニアス大佐の秘書官が、珈琲を持って此方に近づいてくる。

「不動閣下。珈琲をどうぞ。ギニアス大佐も珈琲です」

「ああ、ありがとう」

「ああ、すまないね」

「いえ、どういたしまして。では失礼します」

秘書官さんは敬礼して下がっていった。
珈琲を飲む。口一杯に苦味が広がる。

「そう言えば、不動閣下。この基地の司令にも挨拶に行かなければなりませんね」

「そうだな。しかし、まだ司令部から上陸許可がこないから、挨拶にも行けんよ」

「そうですね。まあ、もう少ししたら許可が下りるでしょう」

ギニアス大佐も珈琲を飲む。まあ、なんと様になってるんでしょうか。流石は、サハリン家の跡取りだけはあるね。貴族だからこその、優雅さだね。

「不動閣下。今回の人員の件なんですが、三十万人の兵力で足りますかね?」

「うん?ソロモンから帰って来てすぐに呼び出したが、多分足りると思うぞ」

そう。ソロモンから、帰還後人員不足と判断したか
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